1939年発売のズミター（Summitar）50mmF2を御存じの若い方は少ないと思います。ライカLマウント距離計連動型カメラ（Ⅲc）用の標準レンズとして、マックス・ベレークによってズマール5cmF2を改良型して設計された4群7枚構成の沈胴式で、後期型はカラーフィルム対応のためコーティングが施されていますが、現代の基準からすると残存球面収差が多いレンズです。

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