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さて、市庁舎とともに世界遺産に登録されているもう一つの重要な物、それはこのローラント像です。 先の写真を見れば分かりますが、少々不思議な位置、向きで立っています。 市庁舎の左よりで、向きが右横を向いています。 これは、市庁舎そのものが広場に向かって横を向いていること、この像は聖ペトリ大聖堂に向いているからです。 このローラント像、市庁舎が建てられる前、1404年に建てられたもので、最初は1350年頃に建てられた木像が元だったそうです。 コメント欄に続く・・・
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さて、このローラント像、あの中世文学「ローランの歌」に登場する英雄ローラントです。 興味のある方は「ローランの歌」をググってみて下さい。 この物語ではローラントはシャルルルマーニュ、あの8〜9世紀に巨大なフランク王国を打ち立てたカール大帝の甥で、勇猛果敢な戦士として描かれています。 中世ヨーロッパではローラントは人気のある伝説上の人物として語り継がれ、ドイツにおいては、ローラントは徐々に都市が地方貴族から独立していることの象徴となっていったそうです。 で、中世の終わり頃、多くの都市は広場に挑戦的なローラントの像を展示したそうで、その一つがここブレーメンのマルクト広場に立っているとのことです。
2020年04月24日18時17分