yoshi.s
ファン登録
写真掌編：にほひをこせよ30：佳人 or 武人？：写真歌
J
B
人と写真をつなぐ場所
端然とまたはかなげに咲く桜 人の心の移ろいにも似て ＊つづき 桜の花は、愁いを帯びた佳人である。美しく、そしていのち儚い。朝には、透き通るような美しさが人々の目を惹き、夕には物悲しく朱に染まる。 満開の桜が、一週間後には一枚一枚の花びらに分かれて風に舞い、地に落ち、水溜りに浮かぶ。ということを知っている私たちは、そのいのちの儚さに想いを遣るのである。 桜は、はかない佳人である。 ＊下につづく
洞察の目を鍛えるには自分の目で見ること、 その自分の目、他の人の目で見たことがないので永遠に比べようもなく ひとりで悶え苦悩しつづけなければならないような気にもなってくる。 一度でいいから、見たままを写真で表現したい。 一度でいいから、他の人が見たものを見てみたい。
2020年04月09日21時41分
HATTUさん 写真を撮るという行為は、見ようとし続ける旅だと思うのです。 そのことが苦悩の旅であるか、楽しみの旅であるかは、心の持ちようだと思います。 さらに、自分に見えたものを表現するには、技術が要ると思います。 たいへんか、楽しみか、これも心の持ちようだと思います。 しかし答えは二つとも簡単で、楽しくなければ私たちはここに居ないはずです。 HATTUさんの、一度でいいから・・、は、楽しくて仕方がない、という意思表示だと思いますが、如何？
2020年04月09日22時55分
ジョニー森永さん 我々の目で見る世界は・・、ですね。 もっと別の視座を持つことができたら、話は変わって来るかも知れませんね。 （件のようなことを奥様と話されるのですね。納得です）
2020年04月10日13時48分
HATTUさん with who? me? You don't have to say who or what because I know them.
2020年04月10日13時53分
美しい画像に美しい日本語に短歌！ なんと贅沢なだなぁ～ってみさせてもらってるっす このご時世ここで一服させでもらって英気を養わせてもらうんす で、、、 ほんとに！表現するってムズガシイっすよなぁ 思ったように写すってムズガシイ(T-T) 技術ついていがねぇ(T-T)
2020年04月10日17時23分
マークンⅡ
電動茄子
kamezoo710
頑張れ!てんちゃん
kentake001
Zacky01
たまじまん
mns
yoshi.s
＊つづき しかし、古の武士たちは、そうは見なかった。寒に耐えて蕾を着け、春の陽を得て華やかに花を開く。そしてわずかの時を謳歌し、時至ればためらいも無く風に舞い散る。 武士たちはそれを勇ある潔さ、と見た。桜の短な一生に己の人生を重ね合わせ、その潔さを自らの手本としたのである。 簡単に死ぬ、ということでは毛頭ない。 いつ訪れるやも知れぬ自らの生の終焉を、桜のようにはらりと迎えられるようになるには、相当の修練が必要であることは、容易に了解できるであろう。そのために武士たちは、鍛錬をした。肉体の鍛錬は精神の胆錬でもある。そうでなければ鍛錬の意味は無い。 つまり、鍛錬の目的は相手に勝つことでもあるが、その究極は、己の死に際して、桜のようにはらりと散ることのできる従容たる精神を培うことに他ならない。 つまり桜には、嫋やかな佳人の面影と、悠然たる武士の横顔が同居しているのである。 そんな桜の姿に、佳夫と凛子はどこまで迫ることができたか、それは彼ら自身にも分かってはいない。そしてまたそれが見えたとしても、写真として表現できるかは、次の段階である。 しかしどうであろうと、まず自分の目で見ようとしなければ、見えるはずもないのだ。 見ようとする。そのことが、洞察の目を鍛える王道なのだ。 ＊つづく
2020年04月09日21時20分