カイヤン二世
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少しシーイングがマシになったように思ったので撮り直してみましたが、大差なしでした。^^; ムキになってウェーブレットを強くかけました。 そもそもピントが甘かったのかも。
ナローフィルターについて書いてあったのでここにレスしてみます。 ナローフィルターは特定の波長のみを透過します。これをデジイチ(カラーCMOS)で撮影した場合Hαフィルターなら赤色に写ります。これは鏡筒を通った光のうちHα以外はカットされて色で言うと赤だからです。それをモノクロに変換すればイメージされているモノクロナローの画像が出来ます。 ただし注意なのは同じセンサーサイズで同じ画素ピッチのモノクロカメラとカラーカメラの場合、カラーカメラの感度は1/3となります。単純に1ショットでRGBを記録するので露出はモノクロの3倍と考えていいと思います(厳密には違うけど長くなるのでこうします) 私は逆にカラーカメラのメリットを生かすために光害カットフィルターやセミナローフィルターといったHαとOIIIとSIIを同時に透過するフィルターを使った方が良いのではないかと思い最近セミナローフィルターでの撮影をしています。これはモノクロナローでSAO合成すると赤が緑になっていたりするけどカラーセミナローならホワイトバランスは難しいけどある程度イメージの色になるからです。これが正しいかどうかは分かりませんが参考になればと思います。
2020年03月09日02時56分
どういう流れの会話かわかりませんが、天リフ等でちょっと前に言ってたAOが同時に撮れるとか言うのは面白いですね。SAO同時もあるのかどうか知りません。 モノナローで赤というかHaが緑なのは、あくまでもSAOだから、です。つまりSをR、HaをG、OをBに割り当てるからで、例えばAOOではHaがRで、OがGBなのでHaは赤になります。 重要なのはナローというのは疑似カラーといいますか、例えていうなら夏場にTVでよく見かけるサーモカメラで、熱い所を赤、冷たい所を青で表現しているのと似たような感覚です。 ナローの場合、特定の物質からの励起光を見ているので、SAOであればRに硫黄、Gに水素、Bに酸素が豊富だという分布がわかるという事です。
2020年03月09日05時44分
austerさん、おはようございます。ありがとうございます。 なるほど、Hαフィルターだと赤色に写るのですね。露光時間が3倍必要なこともわかりました。スッキリしました。^^ セミナローフィルターというのもあるのですね。調べてみます。すぐには無理ですが、月夜でも撮れるというのは魅力的ですからね。というか、月夜の方が晴天率が高そうな気がします。
2020年03月09日07時38分
yoshimpcさん、おはようございます。ありがとうございます。 実は婆凡さんのバラ星雲のところに私が質問を書き込んでたのです。 「ナローというのは疑似カラー」「夏場にTVでよく見かけるサーモカメラ」…。 なるほど!またまた理解が進みました。「疑似」というのはどうも抵抗がありますが、私が使うとしてもまだまだ先のことですので、ゆっくり勉強してみます。
2020年03月09日07時42分
おはようございます。 デジカメナローの件、撮影された画像は真っ赤です。それをモノクロ変換してモクモクさせます。 私の場合、astro6dで撮影、カメラに48㎜もしくは52㎜のフィルターが装着できるので鏡筒を選ばずにデジカメナローバンドが楽しめました。 通常のカメラだとフィルターの装着が悩ましいかも知れません。 あと、ピント合わせもフィルターを付けるとこんなに暗くなるか!ってぐらい暗くなるので撮影対象でのピント合わせは難しくなります。 最初はモクモクでワクワクしますが、すぐにモノクロカメラに移行してしまいました^^
2020年03月09日09時17分
すみませんちょっと書き方が悪く混乱させたかもしれません。 モノクロ撮影の場合、通常RGBの各フィルターで撮った画像をRGB合成してカラー画像にします。 このRGB合成段階で、例えばRにSフィルター、GにA(Ha)フィルター、BにOフィルターを割り当てるとハッブルパレット(SAO)合成が出来ますが、これは上で書いた元素の分布をRGBの色に割り当てているので、疑似カラーと書きました。つまり「温度が高いところは赤」「人口密度の低いところは緑」みたいな感覚で、「硫黄があるところを赤」「水素があるところが緑」という具合です。 ところで、Haの波長は656.28nmですが、これは可視光領域内にあり、眼で見ると「赤」です。 だからそういう意味で、色としては赤ですからそのままデジカメで撮ると当然真っ赤に写り、これは疑似カラーではない(つまり水素分布はこの色、のような恣意的割り当てをしていない)です。ピンポイントでその波長付近しか通さないからナロー(光を通す帯域が狭いから)と呼ぶわけで、これに対して通常のフィルターはブロードバンドです。 露光時間三倍は、デジのRGGBフィルターのうち、1/3しか使わないのでそうなりますが、多分実際には3倍以上、正確にはフィルターの「ナローさ」というか、帯域の狭さ次第だと思います。 ナローと言っても帯域3nmの物もあれば10nm以上の物もあります。当然帯域が狭いほどよりコントラストが上がり、そして暗くなります。さらに、帯域が狭いほど値段が高くなります。 一番良いastrodonのものだと、日本で3nmのSAOセット、31.7ミリでも23万とかですし、50ミリ角型だと60万とかいう絶対買わない値段です。
2020年03月09日09時30分
婆凡さん、ありがとうございます。 GS200RC はレデューサーもフラットナーもM48用のフィルター溝が切ってあります。 アイダス ネビュラフィルター LPS-V4・M48がいいのかなと思ったのですが、どこを見ても完売でした。^^;
2020年03月09日18時53分
yoshimpcさん、こんばんは。ありがとうございます。 擬似カラーについて詳しく解説下さり、私でもよく分かりました。 しかし、フィルターが23万!?60万!?別世界のお話ですね。 やはり私はデジカメでずっといきそうです。せいぜいカラーCMOSカメラでしょうね。 月や惑星の動画撮影はチャレンジしてみたいです。いつかは…。^ ^
2020年03月09日18時59分
またまた長くなるのでこの辺にしますが、値段はあくまでastrodonの、ナローといういわば極端なケースです。通常のLRGBセットだったら当然もっと安いし、そういう意味でもSx694の1インチセンサーとか、せいぜい4/3くらいのセンサーなら小さい31.7ミリフィルターが使えて値段も抑えられます。 モノクロCCD(これからはCMOS)は、やはりカラーとは全然違う魅力があるので是非将来的には考慮してください。フィルターですが、私はastrodonも一応ありますが、これ https://optcorp.com/products/ba-flrgb-1-1-25inch-lrgb-filter-set がおすすめです。もちろんAstrodonにはかなわないと思いますが、最近のSx694で撮った画像は全てBaader製のフィルターで、とりあえずピント移動などは全く気にならないです。この値段だって高いと思うかもしれませんが、これはもうカメラの一部とお考え下さい。中古を含めて安い機種を狙えば少なくともastro6Dと同じくらいか、むしろ安上がりなはずです。
2020年03月09日19時43分
yoshimpcさん、ありがとうございます。 ご紹介頂いたフィルターでしたら手が届きそうですね。 でもカメラ本体の値段もさることながら、デジカメですらまともに扱えない不器用以下の私がモノクロだなんて、恐れ多い気もします。^^; いずれにしても、ここ数年でどうにかなるものでもないので、PIも含め、yoshimpcさんや婆凡さんのページを拝見しながら、少しずつそちら方面の情報も気にしておこうと思います。 これまではモノクロのお話等は耳がチクワ状態でした(笑)
2020年03月09日20時06分
カイヤン二世
《撮影データ》 撮影時間:2020年3月8日 21時49分頃より撮影開始 カメラ:Canon 80D レンズ:GS200RC(笠井トレーディング RC望遠鏡)+ ED屈折&RC用マルチフラットナー 焦点距離:1600mm F:8 ISO:200 SS:1/500 下部80枚 上部66枚撮影 DPP4:画像サイズダウン、TIFF変換 Registax:bes75%コンポジット、ウェーブレット、TIFFで保存 ※ウェーブレットは2、3、4のみ使用(2=28.2、3=26.3、4=25.7) Ps:Photomergeでモザイク合成、TIFFで保存 DPP4:トリミング Lr:調整、JPEGで保存
2020年03月08日23時02分