yoshi.s
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入り日差す壁の影絵や風光る *実際には真冬ですが、暦の上では春。さらにこの日はとても暖かく、それで春の季語、風光る。 * 旅鈴さんと yoshi.s のコラボ写真掌編、追加。コメント欄に。
夕陽が当たってできる木の影。 実はしゃべる木なのです。 ガスボンベやメーターの影は動かないけど、 木の葉の影はちらちらと揺れているでしょう。 あれは、あなたに話しかけているのですよ。 でもあなたが気がつかなければ、おとぎの国へは行かれない。
2020年02月17日18時34分
もちろんぼくは気づいていたさ。 あの葉のささやき。あの枝の手招き。気づくな、というのが無理さ。 で、ぼくはもう、そのおとぎの国に行って来たんだ。 どうやってって? 見てごらん。大きな木の影にまぎれて分かりにくいけど、壁の右の下の方に蔦が這っているだろう? あれは影じゃなくて本物の蔦さ。で、それがおとぎの国の入り口のようなものなんだ。 入り口そのものはないけど、あの蔦の先っぽを掴むんだ。そしてちょっと引っ張る。 すると、そこはもうおとぎの国さ。 どんなだったかって? それはねえ・・。いつか話す時があるかも・・。 君も行けるよ、蔦の先っぽを引っ張れればね。
2020年02月17日19時17分
もしかしてあなたはマグリットの世界へ行ってきた? そこにあって気がつかない、だけどちゃんとある世界。 私は夢の中でよく知らない景色を見る。 知らないはずなのになぜか懐かしい。 それはきっといつもそばにあるのだけど、私が気がつかないだけかも。
2020年02月17日20時01分
マグリットの世界だって? もちろん行って来たさ。 キリコやダリ、それにエンデの世界にだって行ったよ。 となりの世界はいっぱいあるんだ。ちょっとずれれば別な世界さ。 ずれ方? ちょっとつまずいたり、足を踏み外したり、何かにぶつかったりした時だよ。 でもわざとやったんじゃあ、ずれない。 間違っちゃった時に、時々ずれることがあるんだよ。 それじゃ行きたい時に行けないじゃないかって? ん・・。教えようか・・。簡単だよ。 さっき言ったように、蔦の先っちょを引っ張るんだよ。 でも君にできるかな?この画の中に入ることが・・。 そうだな・・、できるかも知れない。寝ている時に別の世界を覗いているんだから。
2020年02月17日21時12分
写楽旅人さん 昼間は、この影が白壁に映っています。ちらちらとかげが動いて面白いと思いますが、この夕陽影を見た時には、あっと息を飲みました。ものの10〜15分間のショーでした。
2020年02月18日15時25分
アリギエーリ
いいですね〜。 まさにwall artですね(^^) ナイスショット!
2020年02月16日15時36分