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企迷羅鼠(kimera)
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タイの首都バンコクの国立博物館、8世紀のヴィシュヌ石像、シテプ出土。2019/03/09 Vishnu(stone carving ,8c,from Si Thep) at the Bangkok National Museum in Thailand. ☆限りなく涼しきお顔仰ぐのみ
ことだまさん、早速のコメントありがとうございます。 お写真の像がアンコール時代ということから、およそ12,3世紀頃に作られたもののように推測されます。 この像は8世紀頃に製作されて、シテプにあったようです。シテプはロッブリ―の近くですから、当時クメール帝国に支配されていたのでしょう。 したがって、両者の様式の違いはお国ぶりということではなく、クメール帝国内での様式の変遷を示すものと解釈するほうが良さそうです。
2019年12月15日16時15分
想空さん、コメントありがとうございます。 ヴィシュヌは、慈愛・恩寵を垂れ、生類救済のため10種の形をとって世に現れるといわれますから、どの形をとって何を救済するか、静かに思いを深めているところではないでしょうか。 お気付きの欠損部分は、昔老鼠が帯状疱疹を発症した部位でもあります。
2019年12月16日23時03分
旅鈴さん、コメントありがとうございます。 異教徒はそのように見るかもしれませんね。 成人男子の多くが出家するタイでは、敬虔な信者が多く、そのような見方をする人は極めて例外的のように思われます。
2019年12月18日07時10分
旅鈴さん、再コメントありがとうございます。 この像を彫った仏師は、仏に帰依する心と意図をもって鑿を振るったはずですが、拝する者は必ずしもそのように受け取らないというだけのことです。 老鼠などもこの御仏からは、きっと邪心渦巻く心の内を見透かされていることでしょう。
2019年12月18日15時46分
ことだま
なるほど、コメントいただいた私のところの東博のクメールのヴィシュヌとは帽子も表情もだいぶ違いますね。これを見ると隣の国でも文化がずいぶん違うんだなというのが良くわかりますね。
2019年12月15日15時38分