ジョニー森永 ファン登録
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Chefchaouen, Morocco 美しい青と白の街で一つの小さな命の灯火が白い煙になろうとしていた。日陰が去り、42度の灼熱の場となった路上。誰かが置いてくれた水も飲まない。呼吸する腹の動きもない。不意に右手を虚空に伸ばした後、静かになった。母親を呼んだような微かな動きだった。楽しかった兄弟との戯れ、母親に舐めてもらっていた身綺麗だった頃・・・撮影時はまだ息があった。敬意をもってフィルムで撮影。
人物作品では人格と相対されていることそのものに、(見る側の私たちは)捕らわれがちなのですが、元来、森永さんの目線は、世や歴史(人であったり国であったり社会・文化・文明であったり…)の無常と、そのものが持ちうる温度とか空気を感じ入って込められているんだと再確認。 いのちあり生かされている私たちこそ、いま泡沫に帰そうとせん姿から逆に問いかけられているように受け取らせて戴きました。
2019年08月27日23時10分
yoshi.s
合掌 大いなるいのちに還りたまえ。
2019年08月27日21時45分