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シンフォニア(序曲)が奏でられ、第1幕が上がりました・・・ オーケストラは舞台前下に位置し、指揮者が中央にスポットライトを浴びて頭だけが浮かび上がっています。 時々振り上げられる指揮棒に舞台上の出演者達も合わせて歌い上げます。 会場最後尾まで突き通る歌声は凄いの一言です! 最初ワクワクしながら写真を撮っていたのですが・・・はっと気づきました・・・誰も写真など撮っていないのです・・・つまり撮影禁止! 以降、静かに鑑賞モードです(^_^; コメント欄に続く・・・
kuuaojijiさん、いつもコメントありがとうございます。 実はそうなることを予見し、今回見るオペラのあらすじを事前に確認していきました。 何にも知らないまま行くと、理解できない言葉ですからそのまま寝ちゃうでしょうね(^_^; なので、あらすじと登場人物を知った上で見ると、ああこれがあの場面ね、っていうことで結構楽しむことができましたよ。 歌い上げる抑揚がその時の感情、情景に合って興味深く鑑賞できました。 もっとも、言葉は?ですけどね(^_^;
2019年06月16日19時39分
TR3 PG@
さて、この日の演目はイタリアの作曲家ヴェルディの「シチリアの晩鐘」です。 あらすじ等簡単にまとめておきますので、興味ある方はご覧ください。 全五幕、1282年にシチリアのパレルモで実際にあった事件・暴動を題材にした歌劇で、1855年にパリのオペラ座で初演されたものだそうです。 唯一撮った幕開けの第一幕が、状況のイントロとなっていることが直ぐに分かります。 フランスによってシチリア王国が滅ぼされ、シチリアはフランスによって統治されています。 舞台の奥側が統治者のフランス、舞台前が虐げられるシチリアの人々・・・ シチリア王国の生き残り公女と彼女に恋するシチリアの若者、そしてシチリアを解放するべく亡命先から戻った愛国者がフランス総督を暗殺を企てるを。 一方で公女に恋するシチリアの若者を近くに置こうとする総督・・・実はこの若者は総督の隠し子であった・・・ 総督が父と知ったシチリアの若者は苦悩するも、暗殺の企てから父総督を助ける・・・ 愛していた若者の裏切りに苦悩する公女も捉えられ、企ては鎮圧されてしまう・・・ 今回のオペラはここで終わった・・・が、実際にはこのあとにシチリア人達の暴動が起き、フランス人達が襲われて大虐殺となり、さらにはフランスの反撃によって鎮圧されるという史実がある、のです。 今回のオペラ、フルにやると3時間以上だそうですが、この日は約2時間半で終えました。 端折ったのではなく、現代風にアレンジし直したようで、ご覧のように舞台は非常にシンプルで幕間のテンポが速いのです。 舞台演出家はイギリス人のDavid Pountneyで世界的に活躍されている方だそうです。 なお、オペラの言葉はドイツ語で行われるのかと思っていたのですが、どうもフランス語で上演されていました。 故に演題の「LES VEPRES SICILIENNES」はフランス語だったのですね。 ちなみに、出演者の方々のエネルギッシュな歌い、舞に圧倒されましたが、それにもまして2時間半動きっぱなしは指揮者でした。 音楽の切れ目がほとんど無いのには驚かされました。
2019年06月16日18時15分