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きこりん@木古林直樹 きこりん@木古林直樹 ファン登録

気難しいモデル

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    きこりん@木古林直樹

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    日曜日の遅い朝、玄関チャイムの音で目覚めた。 今日こそTsukiが人間に化けて訪ねてきたと思い、急いで出てみると宗教の勧誘だった。 先方が何か話出す前に「はい、ごくろうさん」と言ってドアを閉め、早々に帰ってもらった。 改めて外に出てみると、3月24日だというのに30cm近くも雪が積もっており、未だ夢見心地だった頭と体が冷気で引き締まる。 どこかに動物たちの痕跡が無いかと家の周りを見てみるが、正月並みの冷え込みで、未だにときおり雪が降っているためか、足跡どころか野鳥たちの鳴き声すらも聞こえてこない。 春先の雪は湿っていて重たいので、除雪することなくそのままにしておく。 小降りではあるものの、昼を過ぎても雪は降り続き、ようやく見え始めた様々な色を、再び白く塗り替えて行く。 午後になると南向きのリビングの窓から時々陽光も射し込むようになり、昨日とほぼ同じ時間に、窓の前の雪山に茶色い影が動き始める。 それが何なのかを確認することもなく身支度をし、カメラを持って外に出る。 玄関ドアが開く音を聞き付けて、雪山から玄関前の雪原に素早く移動して座る茶色い影の正体は、もうお馴染みのTsukiだが、カメラを向けると「こっち側から撮ってほしいの」とばかりに、体とは反対の方に顔を向ける。 どうやら彼女は、昨日の私の投稿を見て、自分の顔に傷があることを思い出したらしい。 「どうせ撮るなら、綺麗に撮ってよね」とばかりに、ツンデレらしくクールに振る舞う。 今日はいつもと違い、たくさん撮らせてもらえるのかと期待したが、すぐにそわそわと動き回り落ち着きなくなったので撮影を終了し、いつもの「追いかけっこ」でしばし遊ぶと、満足したのか不意に裏山へと帰って行った。 いつものことだが、ワイルドなモデルは気難しくて撮影者泣かせだ。

    2019年03月24日20時50分

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