想空
ファン登録
J
B
☆湖浮かび芒に沈む荘の屋根(富安風生) 山中湖文学の森公園には富安風生の「俳句の館・風生庵」があります。冬木立を縫うように続く散策路に句碑が8基ありました。 ・露涼し朝富士の縞豪放に ・女とは母とハ安産まつりかな ・馬に敷く褥草にも萩桔梗 ・赤富士に露滂沱たる四遍かな ・安波安波と富士容あり炎天下 ・庭として花野を湖にかたむくる ・赤富士に露の満天満地かな (富安風生) (T120・0210)
企迷羅鼠さん、こんばんは。 山中湖畔には旭日丘「撫岳荘」の他にも数か所風生の句碑があり、文学の森にある句とダブるものもありますね。句碑の多さからしても、富士山ゆかりの偉大な俳人であることが分かります。 あいにく、風生庵は閉まっていましたが句会や茶会も行われるそうです。 この付け句は風生が書斎で寛いでいる写真から想像したものですか。温和な雰囲気が伝わってきます。因みに好きな句は *庭として花野を湖にかたむくる です。
2019年02月05日19時50分
真理さん、こんにちは。 そうなんです。山中湖と言えばダイヤモンド富士や夏のレジャーを思い浮かべますが、富士山に一番近い湖として、俳人や歌人たちの心を射止める何かがあったのでしょうね。
2019年02月08日14時38分
企迷羅鼠(kimera)
富安風生の句はどれも平明で良いですね。書も流麗で達筆です。 「風生庵支援協議会 公式サイト」によると、1960年(昭和35年)5月8日 建立された別の句碑が旭日丘「撫岳荘」敷地内高台にあるそうです。石の形が違いますが、書は同じです。 ★湖うかびすゝきに沈む荘の屋根 ☆懐手する風生の顔
2019年02月05日12時55分