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鈍色(にぶいろ・にびいろ)の

鈍色(にぶいろ・にびいろ)の

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    墓標 死者の日曜日 11月25日は、ドイツでは死者の日曜日で、亡くなった人を弔います。 これはこの町の有力者(代々医者の家)の家族墓地の入り口です。 この墓標に描かれている葉が、切り倒された木を悼むように見えて、 Alexandraという歌手の「Mein Freund der Baum(わたしのともだちの木)」を思い出しました。 michy様が台風で根こそぎ倒れた神代植物園のユリノキを悲しんでおられたので、 そのときこの歌をご紹介しました。youtubeで聞けます。 今日は和訳を試みます。

    コメント13件

    旅鈴

    旅鈴

        わたしのともだちの木 わたしはもっとずっと早くあなたに会いに来たかった。 子供の頃からの親友。 いろいろ話したいことがあったし、 あなたならきっとわかってくれるって知っていた。 まだ小さな女の子のころから、あなたのところへ、 子供なりの悩みをかかえてやって来たものだった。 あなたのところで癒されて すべての悩みは飛んでいった。 あなたの腕の中で泣いたら、 あなたは葉でわたしの髪を撫でてくれたっけ、わたしの親友。 わたしのともだちの木は死んだ。 彼は朝早く、朝焼けの中に倒れた。 あなたは今朝早く倒れ、わたしは来るのが遅すぎた。 あなたは切られて道に横たわり、 もう風に揺れることもない。 誰かがそばを通っても、残りの命をかまうことなく、 死につつ地上に垂れている あなたの緑の枝をひきちぎるのだ。 わたしがあなたの木陰でみつけた安らぎを、 誰がこれからくれるの。 わたしは子供時代につながる わたしの親友を失った。 わたしのともだちの木は死んだ。 彼は朝早く、朝焼けの中に倒れた。 まもなくガラスと石の家が、 彼を切り倒した場所に建つだろう。 彼が陽の光の中で横たわっていた場所に 灰色の壁がそびえるだろう。 もしかしたら奇跡が起こるかもしれない。 密かにわたしは待っている。 もしかしたら、家の前の庭に花が咲くかもしれない。 彼は新しく息づくかもしれない。 でも彼はまだ小さく、かよわい。 何年か経って、大きくなっても、 彼は決して、もう昔の彼と同じではない。 わたしのともだちの木は死んだ。 彼は朝早く、朝焼けの中に倒れた。 これは私なりの翻訳ですので、誤訳もご承知おきくださいませ。 でも大体、こんな内容です。

    2018年11月25日06時42分

    頑張れ!てんちゃん

    頑張れ!てんちゃん

    YouTube に聴きにいきました。いままでのドイツのポピュラーソングと違っていたのでびっくりしました。素敵な歌ですね。 調べると、このかたはドイツの歌の独自のジャンルを若くしていきなりつくって、そしてこの木のように突然事故で亡くなられたのですね。

    2018年11月25日09時49分

    michy

    michy

    死者の日曜日に翻訳してくださると言って頂き楽しみにしていました。 こんなに長い歌詞を訳して頂き、お忙しい日々なのに本当にありがとうございました。 何回も何回も読み直してから、Alexsadraさんの歌も何回も何回も聴きました。 日本語での内容がわかって更に心に染み入り悲しさが伝わり涙が出てきます。 画面でも大木が切り倒され、こまごまと切り刻まれていく姿は自分で見ているようでした。 私の場合はまだ友達になれないうちに倒れてしまいました。その後一度見にいきました。 3mぐらいの長さに切り揃えられ、うず高く積み重ねてありました。殺風景で寂しかったです。 でも、自然の脅威の台風によるものなので、悲しくはありますが仕方のないことでもあります。 今年の四月に初めて出会い、可愛らしい花と大樹に畏敬の念を持っていました。 これからを楽しみにしていました。 Alexsandraさんの場合は生まれた時から側にあった親友の木が、無残に切り倒されたのですから そのこころの痛みははかりしれません。心に染み入る歌詞をありがとうございました。 これからもすべてのものに心を通わせることを念頭に生きていきたいと思っています。

    2018年11月25日11時26分

    旅鈴

    旅鈴

    てんちゃん様、 早速ご覧いただき、歌も聴いていただけたとのこと、ありがとうございます。 彼女はリタウン出身で、60年代、ドイツの歌謡界で活躍しました。 他にもいい歌がたくさんありますよ。 低い暗い声で、しみじみと訴えてくる歌は、心に突き刺さります。 Sehensucht とか、Zigeunerjungeもいい曲ですよ。 ところで、実家にあった柊の木は、トゲがなく、丸い葉でした。 年代物だったのでしょうか。でも後に切られず、園芸店に売られたと聞いて、 安堵しました。家を出た者にとっては、口出しできないことですから、 そういう手段を取った兄に密かに感謝しました。

    2018年11月25日15時48分

    旅鈴

    旅鈴

    ミー姉ちゃん、 厳密にみたら、間違った解釈もあると思いますが、内容はこんな感じです。 私も木が好きです。白い貴婦人は切られましたが、あのトネリコはまだ健在、 いつまでも元気でいてね、と通るとき、話しかけています。 木は葉が繁っていると立派ですが、葉がおちるとその体格があらわになりますね。 裸でも立派な体格の木をみると、ほ~と感心しますよ。

    2018年11月25日15時51分

    yoshi.s

    yoshi.s

    翻訳して下さった詩を読みました。 それからYouTubeを聞きに行きました。 詩を読みながら聴きました。 涙が出て来ました。 私の家業は山林業です。 とても心が痛みました。

    2018年11月25日20時15分

    旅鈴

    旅鈴

    yoshi.s様、 ご家業が山林業とのことですが、 植林して育てて、いつか伐採するのが 営みですから、仕方ありません。 木もいつまでも大きいままでいられません。 年を取ると、人間みたいにいろいろ故障が出て、 腐ったり、虫に侵されて病気になったり。 自然災害に屈することもあるでしょう。 彼らは又自然に戻り、新しい生命のために 沃土となるのでしょう。 切り倒されても、何らかの材料に利用されればいいですが、 薪用として、灰になるのは、儚いですね。 この歌で涙されるのは、おおいに彼女の歌声に 原因があると思います。 もしご興味があれば、他の曲もお聴き下さいね。

    2018年11月26日14時45分

    ぢ~

    ぢ~

    忙しいなかから翻訳してもらって読める幸せ ありがとうございますだ 命ある物しかたのない事だすけれども 伐られて薪になってもあっためてくれるんだすからね 灰は灰で地質改善用に撒いたり ウチでは銀杏を洗う時に使ったりと役にたってくれてますよ イガイガのついた柊! 今年はちゃっこい花ッコがじっぱりついてすんげーいい香り♪ 避寒して玄関にいれたので出入りの度に(^。。^)クンクン しています 鉢植えの柊だすよ

    2018年11月29日15時16分

    旅鈴

    旅鈴

    ぢ~ちゃん、 そういえば、薪になるのも、それなりに意味がありました。 ただ、柱とか板壁や家具とかは、いつまでも形があるけど、 灰になって消えては儚い、と思ったのです。 でもぢ~ちゃんのように考えれば、何でも存在した意味がありますね。 考えさせられました。ありがとう。 ところで、冬の柊、いい匂いですよね。 私も大好きでした。 こちらのは春に花が咲くけど、匂いがしなかった。 赤い実ッコも楽しみにしてたけど、暑さで落ちてしまった。 柊云々はてんちゃん様の柊を見てね。 私の子供の頃のエピソードがあります。 猿も木から落ちたのですよ。 それにしても柊の鉢植えだなんていいなあ。 冬の柊は売っていません。

    2018年11月30日14時51分

    ぢ~

    ぢ~

    てんちゃんさまのとこにお邪魔して木から落ちた話を読んできますた てんちゃんさまは柿の木から(≧▽≦) おらはブランコから(≧▽≦)←背中打ってしばらく息できず←小五 義妹は桜の木から落下して鼻を強打 みんなそれぞれ何かしらやってますよねぇ 鈴ね~ちゃんみたく気を失ってはいないけど(≧▽≦) 無事でえがったえがった^^ 柊は地植えだと寒さにもたないみんたくて鉢植えにしたみんたっすよ その方が玄関がいい香り♪

    2018年12月01日14時12分

    企迷羅鼠(kimera)

    企迷羅鼠(kimera)

    色も形もこころ惹かれる墓標ですね。 非業の死を思うと、歌もしんみりと感じました。 1968年といえば、日本ではフォークソングが全盛期を迎えた頃です。

    2018年12月01日18時43分

    旅鈴

    旅鈴

    ぢ~ちゃん、 ブランコから落ちたとは! でも子供の頃はよく何かありましたよね。 家の中でおとなしく遊ぶより、外で走り回る時代でしたから。 近所に友達も多かったし。そんな時代でした。♪♪中島みゆきの歌が流れる♪♪

    2018年12月02日15時10分

    旅鈴

    旅鈴

    企迷羅鼠(kimera)様、 ここは家族墓地の入り口で、中には代々の墓が。 誰のデザインか知りませんが、なかなかシンプルでいいでしょう。 Alexandraは本当にあまりにも若くして亡くなりました。 でも根強い人気があり、私もドイツへ来て知りました。 若くして亡くなったからこそ、いつまでも人の心に残る、 ジェームズ・デイーンもそうですね。 兄は赤木圭一郎が好きでしたよ。

    2018年12月02日15時22分

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