写真共有サイトPHOTOHITO人と写真をつなぐ場所

ペペロンターノ ペペロンターノ ファン登録

備忘録 2 ~そして僕もいなくなった~

備忘録 2 ~そして僕もいなくなった~

J

    B

    HOLGA DIGITALで撮影。前作「備忘録 1 ~夏休みの放課後~」の下の部分です。 落日と共に、塀に映った自転車の影が闇に取り込まれてゆく。下の方から輪郭を失くしてゆく影。ふと足元を見ると、僕の足まで闇に食べられそうになっていた。怖くなった僕は、慌てて自転車にまたがりペダルを漕ごうとしたけれど、すでに足がなかったので漕ぎ出せなかった。夕陽が沈み切る直前、犬を連れた女の人が擦れ違いざまに薄笑みを浮かべているように見えたのは気のせいだったのか? そして僕もいなくなった・・・。

    コメント23件

    akako

    akako

    雑草が主が居なくなった自転車に座り込んでますよ~。(^O^) ところで薄笑みを浮かべた女の人、犬を何匹連れていましたか?

    2018年10月17日03時16分

    ペペロンターノ

    ペペロンターノ

    秒速(?)でのコメント、トレビア~~~ン! Grazie Mille ! お陰様で昨日は一日クシャミが止まりませんでした。(笑 そう言えば、確か二匹だった・・・ような・・・? 二匹のヨークシャーテリア・・・じゃなくて、トイプードルだったなぁ。 そのうちの一匹(大きい方)は、誇らしげに豪華な廻しをつけてたっけ? 女の人は・・・、顔は一瞬だったからよく覚えていないけれど、きっとかなりのベッピンさんだったと思うよ。 アレ? 僕はもういないんだっけ?

    2018年10月17日03時33分

    akako

    akako

    あっ、うちのトイプー母娘は2匹とも大きいので違ったみたいです。 もしかして離脱した私かな~と思ったのでちょっと訊いてみました。 子供の廻しも早急に送ってくださいね、2匹が争奪戦を繰り広げて困っています。(^O^)

    2018年10月17日03時44分

    ペペロンターノ

    ペペロンターノ

    毎度アタフタさせていただき(?)、ありがとうございます。(笑 ふ~ん、そうだったのかなぁ・・・? 思い過ごしだったのかなぁ・・・? でもね、タイトルはこの間のコメントのやり取りの中でakakoさん、「美貌録」・・・、違った、「備忘録」というのを出したでしょ。ちょうどシリーズのタイトルを考え中で、「これはイケる!」と思って、タイトルにしたんですよ。 ありがたく思ってくださいね。いや、ありがたく思うのはこっちだったか。(笑 お礼に、早速純金の特製廻しを二丁(っていうの?)、贈呈させていただきます。

    2018年10月17日04時03分

    いずっち

    いずっち

    夏休みの放課後から かなりビビっていたのです。 誰もいない学校って ほんと怖いですから・・・(>_<) 夕闇迫る中 闇に影がどんどん取り込まれていく・・ 自転車も、僕でさえも・・・ あーーーーー!想像したらまた怖い! ペペロンターノさんの世界はなんとなく夜のメリーゴーランドをイメージします(*^^*)

    2018年10月17日10時05分

    masamasa

    masamasa

    枯れた雑草とうっすら映る自転車の影。  ぺペロンターノさんらしい切り取りですね。(^o^)丿

    2018年10月17日12時26分

    ち太郎

    ち太郎

    秋の日は釣瓶落とし---でもあり、闇が迫る黄昏時は、一人でいると異常に寂しく、怖くなって、無我夢中で走って帰った記憶があります。遠い日の記憶を呼び覚ましてくれる作品です。 深層心理に迫る写真はそうそうあるものではありません。 組み立てがうまいなあ。それを具体化する腕も、文章もハイクオリティだと思います。

    2018年10月17日17時11分

    ペペロンターノ

    ペペロンターノ

    tadamiy様 五つのビックリマーク、ありがたく頂戴いたしました。 文章や音楽のみならず、元々常に何かを「想像」「創造」するのが好きなのだと思っています。このサイトでは、私の連想力、妄想力を刺激する作品が多いものですから、ついつい「やってしまう」(笑)のです。読む方に不快な思いをさせないようには、自分なりに気をつけているつもりですが・・・。私の場合、もしかするとヴァーチャルとリアルな世界が入れ替わっている、もしくは入り混じってカオス状態になっているのかもしれません。(笑? 乾電池4本もありがたく頂戴いたしますね。二回分あるので結構持ちます。 「ご褒美の」コメント、ありがとうございました。

    2018年10月17日17時14分

    ペペロンターノ

    ペペロンターノ

    いずっち様 ビビらせてしまいましたか・・・。イッシッシ、ヨカッタヨカッタ、思惑通りだ。(微笑 ホラーにしてもそうですが、事が起きる前、何かが出現する前が一番の見せ所なんですよね。 「起きてしまえば」「出現してしまえば」、もうそこでほとんど終わったようなもの。 アメリカのサスペンスやホラーが全然恐くないのは、そういう想像力を刺激する要素があまりにも少ないからかもしれません。 ホラーじゃないですが(いや、ホラーかも??)、その点いずっちさんの作品は、その次を想像させる、予感させる要素が多く見受けられて、とても魅力的です。あと、一番怖い時間帯は、夜ではなく昼下がりから黄昏時ですね。 メリーゴーランドな(?)ホラーコメント、ありがとうございます。 P.S. いつか、ペペロンチーノをご一緒しましょう。

    2018年10月17日17時15分

    ペペロンターノ

    ペペロンターノ

    masamasa様 的確なコメント、ありがとうございます。 一番上の方のコメントにもありましたが、この「雑草」は重要な要素なんです。 ある意味、これこそが主役なのかもしれません。何と言っても、私自身なのですから。(笑 雑草のまま、人知れず消えて行く・・・、まさに私の人生そのもの! パチパチパチパチ・・・・。 悲し過ぎる・・・。いやいや、なんのなんの、消えそうになっても踏んず蹴られても、ペペロンターノは雑草の如く力強く生き抜いていきますよ。masamasaさんをはじめ、皆さまのコメントに力を頂きながら、妄想の世界で・・・。あ、最後のは余計でしたか。(苦笑い

    2018年10月17日17時33分

    ペペロンターノ

    ペペロンターノ

    ち太郎様 またまた私の癖で、妄想ストーリー(今回のは現実かもしれません?)の力を借りてしまいました。 ち太郎さんの感覚、わかりますねぇ。一番怖い時間帯は、何と言っても闇が訪れる前。午後のティータイムが終わった頃から日没前・・・。暗くなってしまうと、逆に恐怖感は薄れますよね。だから、私の場合、真夜中は全然怖くないんです。墓場とかでも。生きている人間の悪意の方が一億倍怖い(笑)。こういうショートストーリーは自然に思いつくことが多く、ついつい「ち太郎ワールド」の中でも「やらかして」しまうのです。読まれる方に、ほんの僅かでも面白いと思っていただけると嬉しいのですが・・・。 ハイクォリティなコメント、ありがとうございました。

    2018年10月17日17時34分

    華都

    華都

    夜が訪れる前の時間、逢魔が刻、って言うんですか、確かに一人で居ると寂しいですね。 でも、孤独って、一人で居る時に感じるのでは無く、人は居るのに自分は独りだと思う時に感じるもの。 これは、主人の受け売りですけど(≧∀≦) 犬を連れた女性の存在、怖すぎ〜〜。 阿倍野パルナスの駄洒落との振れ幅、大き過ぎますよ、ぺぺさま(>_<) これは、そう、、いつまでも遊んでないで暗くなるウチに帰って来なさい、と子供をたしなめる為の寓話、単純にそう思う事にしま〜〜す(^○^)

    2018年10月17日21時01分

    ゆきゆき

    ゆきゆき

    影が時間によって徐々に消えていく情景ですね

    2018年10月17日21時27分

    ペペロンターノ

    ペペロンターノ

    華都様 もうすでに、私は「ここ」にいないので、現世に残ったPCに念を送ることで文章を書いております(笑)。 「寓話」・・・、その表現、光栄に思います。確かにご主人のおっしゃる通り、心底独りを感じるのは一人でいる時ではないですよね。そういう感覚、人一倍分かる気がするんです。でも、そんなどうしようもない寂しさがエネルギーになったりすることも・・・。あくまでもコメントのやりとりの中でのイメージですが、華都さんの御主人はきっと尊敬できる立派な方なんでしょうね。これはお世辞ではなく・・・。 最近黄昏時になると、「あの歌」がメリーゴーランドのように「脳内遊園地」(なんじゃそりゃ、ソーリャ、ソーリャ♪)を駆けまわって気が遠くなるんです。華都姉さんのせいですよ。(笑) さあ、歌いましょうか。 「ハルカス、ハルカス、大阪の味、ハルカス、ハルカス、ハルカ~~~~ス♪」 ・・・またやってしまった。ここでも振れ幅大きすぎかな?

    2018年10月17日21時55分

    ペペロンターノ

    ペペロンターノ

    ゆきゆき様 コメント、感謝です! ゆきゆきさんには、こういう絵は伝わりやすいかなって、勝手に思っております。 結構早いんですよね。影が闇に取り込まれてゆくのが・・・。 この辺は自転車でブラブラ出来るエリアでして、初めは何となくカーブを描く道と遥か前を行く人を撮っていたのですが、ふと横を見ると影がものすごくいい感じになっていました。 キャプションにもあるように、これもホルデジの撮影です。 この設定ですと、ブローニーっぽくなって良いのですが、ホルガのウリでもあるケラレが無くなってしまうのがちょっと寂しいですね。

    2018年10月17日22時07分

    記録係

    記録係

    日が沈む時間帯って「太陽ってこんなに早く動いてるのか」って思うくらい光と影が変わっていきますね。この光と影も5分後では撮れてませんもんね。 いつでも撮れそうで夕陽を使った写真はなかなか難しいです。 撮りたいと思った次の瞬間にはチャンスを逃してしまってることがよくあります。 この作品はいい瞬間を残されてるなぁと思いました。

    2018年10月17日23時20分

    ペペロンターノ

    ペペロンターノ

    まさにその通りです。「良いシーンだ」だと思い、慌ててカメラを取り出し色々設定とかやってると、瞬く間に「食べごろ」・・・じゃなくて、「撮りごろ」が過ぎているんですよね。カップ麺がすぐに伸び切ってしまうように・・・。 結局この後、私は夕闇のブラックホールに足元から取り込まれてしまって消えちゃうのですが、「魔の刻」をリアルに体感できたことは無駄ではありませんでした。これからは異次元からの投稿になりますが、どうぞよろしくお願いいたします。 記録係さんに「いい瞬間」を感じていただけて光栄です。嬉しいご感想、ありがとうございました。

    2018年10月18日00時55分

    谷口タカヲ

    谷口タカヲ

    あ、いいですね! 自転車の影と雑草の対比がすごく面白いです!

    2018年10月19日17時55分

    ペペロンターノ

    ペペロンターノ

    幾つものお気に入りにご感想、ありがとうございます。 たまたま止めた自転車の影がいい感じになってきて、心トキメキながら撮りました。 これもたまたまですが、いつしか雑草の存在感が自転車に負けないくらいになっていることに気づきました。 その対比を褒めていただき嬉しく思います。 一万円前後で買えるトイカメラですが、こういう被写体にはピッタリかと・・・。

    2018年10月19日18時12分

    酔水亭

    酔水亭

    儚げな ..消えゆく影、もはや使命を果たして枯れゆく草 ... 寂しさだけが残るような中、温かさを感じる光だけが一つの救いのように見えます。 暖色で纏められた表現力 ..流石です! 身に余るほどのコメントをいただき、ありがとうございます。

    2018年10月21日08時57分

    ペペロンターノ

    ペペロンターノ

    こちらこそ、作品の出来の百倍くらいのお褒めのお言葉、感謝申し上げます。 前作とはセットみたいなものなので、こちらもモノクロという手もあったのですが、やはり「黄昏感」を出すにはカラーの方かなと。 おもちゃのカメラですが、それだからこその不安定感とのっぺり感がこういう写真には合ってるのかなと自分では思っています。 この写真では、「僕は消えかかっている」のですが、「温かさを感じる光」が少しでも残ったのなら救いがあったのかもしれません。 また、こういうトイカメラの「頼りない」作品も少しずつ出せたらと思っております。 どうぞ、宜しくお願いいたします。

    2018年10月22日21時49分

    fine

    fine

    凄い表現力ですね。 ご来訪、お気に入り登録くださりありがとうございます。

    2018年11月25日16時36分

    ペペロンターノ

    ペペロンターノ

    はじめまして、fine様。 お気に入りにコメント、ありがとうございます。 液晶画面もない安価なオモチャのカメラでの撮影です。 たまたま通りかかった夕暮れ時の川沿いの道。 学校を取り囲む塀が、夕陽に照らされてすごくいい感じになっていました。 たまたま止めた自転車の影と、たまたま生えていた雑草・・・。 「これはいける!」と直感しました。 あっという間に陽は沈んでしまい、その時の何とも言えない心地良い喪失感がストーリーを生み出すきっかけになった気がします。 fineさんの息をのむほどに素晴らしい作品もまた拝見しますので、どうぞ宜しくお願いいたします。

    2018年11月25日21時17分

    新規登録ログインしてコメントを書き込む

    同じタグが設定されたペペロンターノさんの作品

    • 夢見て恋してはりまや橋 3
    • 冒険者たち 1
    • 備忘録8 ~首なし&足だけ~
    • 野良猫ブルース2 ~あの日の記念写真~
    • わたしをみつけて
    • 明日なきハレルヤ 1

    最近お気に入り登録したユーザー

    写真を削除しようとしています。

    本当に写真を削除しますか?

    こちらのレビューを他のユーザーに公開します。

    レビューを公開しますか?
    講評の公開設定については必ずこちらをお読みください。

    コメントを削除しようとしています。

    選択したコメントを削除しますか?

    エラーが発生しました

    エラー内容

    PAGE TOP