yoshi.s
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傍らの草の上で、ヤマトシジミが紅シジミと蜜蜂の話を聞いていた。 「そうか。菊芋の秘密の話は、風が広めた噂だったのか」 「これまで菊芋は可哀想だったな。これからはぼくも菊芋のところに行って蜜を吸うことにしよう」 「それにしても、風はいいやつだな。ちょっと僕らを舐めてはいるけれどもな」 と言いながらヤマトシジミは菊芋の蜜を吸いに飛んで行った。 その姿を、梢の向こうから風が微笑みながら見ていた。 *つづく
旅鈴さん ご指摘下さりありがとうございます。 今の今まで気がつきませんでした。 きっとこの時は、花芋、花芋と、思い込んでいたのでしょうね。 訂正しました。
2018年09月19日14時11分
michy
9、10、11を一気に読ませて頂きました。 蜜蜂くんは長老との約束があったみたいですが、さらっと言いましたね。 これで大丈夫なのかまた不安になってきました。
2018年09月17日11時42分