yoshi.s
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「そうだったのか。でもそんなことぼくに言っちゃっていいの?みんなにバレちゃうよ」 「はは。それを知ったお前はどうする?もう菊芋のところには来ないか?」 「いや、ますます来たくなった。そして菊芋たちの手伝いもしたくなった」 「そうか。それで他の虫たちにはなんと言う?」 「菊芋の蜜は美味しいよ、と言う。長老さんの蜜だって美味しかったもの」 「じゃあ、わしの話は秘密にしておくのか?」 「そうだね。こんどはぼくの秘密になったね」 風がひょうと吹き、菊芋が揺れた。 「ありがとう!長老さん」 *続く
キクイモって江戸時代末期に日本に入ってきた、外来植物なんですね。 だからこそ、日本在来の虫たちと仲良くするためにも、こんなお話を広めたのかもしれませんね。 でも人間のようにジェットコースターに乗りたい虫たちもきっと多いだろうから、チャレンジ精神あふれる虫たちも集まってきて、キクイモの蜜がチャレンジ達成の勲章になっているかもしれないですね。
2018年09月16日08時22分
旅鈴さん 小さな物語の中に入り込んで下さったようですね。 とても嬉しい。語り甲斐があります。 なんて男らしいんだろう! 価値観を共有できて嬉しく思います。
2018年09月16日13時29分
旅鈴
蜜蜂君、秘密を知って、それを自分の秘密にするなんて、 なんて男らしいんだろう! お話の流れが面白いだけでなく、考えさせられますよ。 自分ならどうするかなあ、と。 このお写真はまさに風が通っていく瞬間です。
2018年09月16日06時15分