サン・ピエトロ大聖堂からの眺め。円形のサン・ピエトロ広場から手前がヴァチカン市国。周りは石垣の塀で囲まれている。その外側はすべてイタリア共和国である。従って、サン・ピエトロ広場の向こうに伸びる大通り、和解の道は、すでにイタリアだ。和解の道の突き当たりがテヴェレ川。川の向こうがローマ市街である。　ちなみに和解の道の由来は、イタリア王国とヴァチカンとの間には領土についての長い間の軋轢があり、それを20世紀前半に、時のイタリア首相ムッソリーニとローマ教皇側が条約を結んで和解したことによる。

コメント2件

ninjin

1585年3月23日（天正13年旧暦2月22日）天正遣欧少年使節が、ローマ教皇グレゴリウス13世に謁見したのはこの聖堂の中なのでしょうか？私たちの遠い祖先がここでまさに世界文明に触れていたのかと考えると感動ものですね。

2018年07月18日19時24分

yoshi.s

ninjinさんう〜ん、どうでしょう。このサン・ピエトロ大聖堂は、1500年ごろに着工し、1600年代前半に完成したとのことですから、1585年の遣欧使節が訪れた時には工事中だったわけです。しかし着工から80年も経っているのですから、客を迎える程度の施設はでき上がっていたかもしれませんね。面白い研究になりそうですね。

2018年07月19日11時19分

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