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アムトラックに乗る。 チケットは乗る前に買ったが、電車の中で車掌がチェックに来る。 指定席でもないのになぜチェックするのかよく分からない。 車掌に訊くと、チケットかカードかEパスか、とにかく何かを持っていなければならない。そりゃあそうだ。まあ、持たずに乗る人がいるのだろう。とにかく出口のチェックが無いので、車内で確認するしかないのだろう。 チケットのチェックが済むと、座席の背の上端に設えてあるこのピンに彼自身が持っているこの目印札を留める。チェック済みの印だ。ふ〜ん、ずいぶんと前時代的だ*下に続く
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*つづき 面白いので写真を撮っていると、「What are you taking?」と訊いて来た。 「i'm taking this thicket pin, not passengers, don't worry」と言うと、にやりと笑った。 電車が終点に着くと、彼はこの札を回収して廻る。 面倒くさい仕事だなあと思って、このシステムは全米中のアムトラックでやっているのかと訊くと、事も無げに、「I don't know」。なんで俺がそんなことを知らなくちゃならないんだ、とでも言いたげに答えた。まあ、そうだ。 でも決して不機嫌になった様子でもない。 終点の Penn Station で降りようとすると、NYCの地下鉄地図をくれて「Have a good day. Sir!」と、サー付きで挨拶してくれた。 ただ機械のようにチケットチェックをする彼に、駅を訊く客はいても、いろいろと話しかける客はいないのだろう。きっと話し好きなんだ。
2018年06月01日03時50分