アンタレス88
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吉野勝手明神の正月七日の神事のため若菜を摘みに出た乙女が、「怪しげな女に一日経供養を頼まれた」と語るうちに狂乱状態になり、神職が憑き物の正体を尋ねると「静御前」と答え、神職が「ねんごろに弔うので舞いを見せて欲しい」と頼むと、女は静が勝手明神に収めた舞いの衣装を宝蔵から取り出して身つけ、舞おうとすると、いつの間にか静の霊も現われて、1人の女が2人になって舞を舞うのだった (能の謡曲『二人静』より)