池の回りを歩く。 どこを歩いても眼は池の中央の阿弥陀堂に向かう。 阿弥陀堂に行くには、跳び島を経由するので、反り橋と平橋の二つの橋を渡ることになる。 その二つの橋が、わずかに揺れる池の水に映り、幽玄の趣きがある。 池の端から全体を眺めると、さながら水に浮かぶ極楽浄土のようだ。 阿弥陀仏信仰は、極楽浄土を願うものだ。 この庭の作者は、今となっては誰か分からぬが、想像し得る限りの浄土世界を作ろうとしたのだろう。 夏になると池に蓮の花が咲き、まさに仏国土の景色だと言う。しかし今はまだ蓮には早い。 ＊４に続く

コメント2件

ninjin

阿弥陀堂は池に浮かぶ小島の上に 建立されているのですね。 池を巡る路を歩きながら阿弥陀堂を 拝するのですね。 関係ありませんが、2月に訪ねたハノイ 中心部にあるホアンキエム湖を思い出し ました。皆んな周囲の路を歩いて湖に 浮かぶ小島に建つ廟に参るのです。

2018年05月21日20時15分

yoshi.s

ninjinさん 懐かしい名前が出て来ました。ホアンキエム湖。 数年前、ハノイを訪れた時に撮ったホアンキエム湖の写真をこのPHOTOHITO上にアップしてあります。もしお気が向けばお立ち寄り下さい。 http://photohito.com/photo/2648695/

2018年05月21日20時27分

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