イタリア南部に位置するマテーラには、渓谷の斜面に洞窟住居群が約3～4千ある。8～13世紀にかけ、イスラムの迫害を逃れたキリスト教徒の修道士たちは、洞窟内に教会や住居を造りこの地に移り住む。1800年代には人口の増加と家畜とともに暮らすことを余儀なくされ、衛生面の悪化による死亡者が多発する。政府は、住民を強制的に移住させ、無人の廃墟と化した。(次に続く) 世界遺産。

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