yoshi.s
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風光る枝に並びて花の舞う こぶしは英語でもKobushiです。学名ですらもKobusです。日本の木なのですね。
仲間外れ 紘子ちゃんがデイズニーの映画見に行こう、って誘ってくれた時、 やめとく、家の手伝いせなあかんし、と言って断った。 あんたはいっつもそうや、家のことばっかりして、おもろない! ぷんとほほを膨らませて紘子ちゃんは行ってしまった。 私だって行きたいけど、お父ちゃんは出稼ぎやし、お母ちゃんは寝ているし、 お兄ちゃんは名古屋の大学やし、妹は小さいし。 私しかおらんやん、家のことするの。 来月、市民会館でバレーの公演があるんやって。 白鳥の湖やって。 わ~行きたい、行こうな、とクラスの女の子たちが わいわい騒いでいたけど、誰も私を誘わなかった。 誘われても行けんけど、やっぱり寂しかった。 学校からの帰り、公園で満開のこぶしを見た。 白鳥の衣装をまとった踊り子の群れに見えた。 中に一輪だけ離れて咲いていたのがあった。 あなたも仲間はずれなの、と嬉しかった。
2018年04月19日05時31分
yoshi.sさま このこぶしはおなじみになって、yoshi.sさまのこぶしというだけで 白く大きく包み込んでくれそうな木が浮かんできます。 今日は何となく私にもこぶしにまつわる文が書けそうな気がしてきました。 長い文になりそうですが、今考えています。 鈴ちゃん 久しぶりに気持ちに余裕ができてお話拝見しました。 この女の子の気持ち、痛いほどわかります。 でも強い子ですね。えらい! 人の気持ちのわかる素晴らしい子に育ちますよね。 白いこぶしと白鳥の湖の衣装、鈴ちゃんの感性もすてき!
2018年04月19日15時50分
旅鈴さん 「あなたも仲間はずれなの、と嬉しかった。」 すごい一行です。 花一輪に自分を重ねあわせ、悲しい共感を覚える。それでも嬉しい。自分と同じだから。 悲しい心情だけれども、強いですね。些細なことに嬉しさを覚えることができる『私』に、とても共感します。そして「嬉しい」と感じる『私』の心に希望を感じます。 何も足さない、何も引かない。無駄のない必要なことだけの研ぎすまされた文章。だからこそ『私』の心情が際立って、心を震わせます。お見事。
2018年04月19日19時17分
yoshi.s様、 お褒めの言葉ありがとうございます。 状況は違いましたが、私も夕方は早く家へ帰らねばならず、 一緒に遊んでいた友達が、「また 早よ 去(い)ぬん」と 不服そうでした。去ぬとは方言で帰るの意味です。 仲間はずれにはなりませんでしたが。
2018年04月20日02時39分
岩魚
過ぎゆく春に 色を添えしか・・・ い わ な
2018年04月17日22時39分