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むかしむかし、世界は草に覆われていました。 大地のほとんどは草でしたが、次第に木も生えてきました。 草木は天から降る水を吸って育ち、太陽の光をエネルギーとして光合成を行いました。水と空気を混ぜて糖分を作り、水を分解して酸素を作ったのです。また種子を風の流れに乗せて遠くに飛ばし、分身を地の果てまであまねく行き渡らせました。赤茶けた岩石と砂の大地を生命あるものにしようと努めたのです。 その恩恵によって地上には多くの生き物が棲み、大地は生命で溢れるようになりました。世界は楽園となったのです。 *下につづく
誰もが共感する課題と思います。草木がなくなって大災害が起こっています。 昭和年代に汚れた空気や汚染された河川を清浄化することに努めてある程度 成功したことを思い、人間の持つ英知は何とかして植物との折り合いを 見つけ出してくれるのではないかと期待しているのです。
2018年01月19日08時23分
あわれにも刈り取られたセイタカアワダチソウを思い出しました。 人間の思惑で、焼かれたり刈り取られたり、草木は今まで黙っていましたが、 反撃のときが来たのですね。 地球温暖化は、アメリカも含めて(!)、地球全体の問題です。 光と影、私も追求したいテーマです。 コメント記入を再開しました。投稿はもう少し、時間が必要です。 でもいつか、復帰しますので、お待ちくださいませ。
2018年01月20日05時38分
michyさん、そして旅鈴さん 自分のことと他人のことを同時に考えられる人、自らのことと全体のことを同時に考えられる企業や国家、でありたいですね。すべては一人一人の意識にかかっています。 michyさん、・・旅鈴さんの帰還です。大歓迎ですね。
2018年01月22日10時57分
yoshi.s
*つづき しかしいつ頃からか、その生き物の中の一部が地上にはびこり、草や木を侵略し始めました。彼らにとっては草木が邪魔だというのです。はじめは少しずつ。やがてすごい勢いで草木たちを刈り取りました。草木を薙ぎ払った後には四角の巣がたくさん建てられました。草のない道も多く造られ、丸い四つ足の箱が無数にたいへんな勢いで行き交うようになりました。どの箱もお尻からガスのようなものを吐き出して行きます。草木はそのガスを利用して糖分を作ったのですが、その数が少なくなってしまったので、もう処理しきれなくなりました。ガスは空さえも覆うようになりました。 草木はじっと耐えていましたが、絶滅の危機を感じてとうとう抵抗の狼煙を上げました。 草が自らの姿を侵略生物の形に似せて動きだし、侵略者に対して戦いを始めたのです。 それが草巨人です。 さて侵略者たちは、侵略を止め、草巨人たちと折り合いをつけることができるのでしょうか。 いえ、つけなければならないのです。なぜならば、侵略を続ければやがて草木たちは絶滅します。すると酸素も糖分も作られなくなり、地上の生物そのものが絶滅してしまうからです。 ぜひ良い折り合い点を見つけて欲しいものです。
2018年01月19日01時21分