たろぴっぴー
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"そっちに行ったぞ"という叫び声。 ただならぬ緊張感が静まり返った山林に走ります。 刹那、私の同行していた方の目の前を鹿が走り抜けます。 目にも留まらぬ速さで猟銃を構える猟師さん。 "バン!" 鳴り響く銃声は私の鼓膜の機能など一瞬で奪い去ります。更に私の体を突き抜ける発砲の衝撃波。 入魂の一発は鹿の肺を容易に貫通。生き絶えるのに時間はかかりませんでした。 命のやりとりの現場に居合わせた瞬間でした。