写真共有サイトPHOTOHITO人と写真をつなぐ場所

yoshi.s yoshi.s ファン登録

写真エッセイ:蔦の家

写真エッセイ:蔦の家

J

    B

    もう十年以上も前になる。 通り道の町工場。 音が止まりシャッターが下りたまま何日も経つので聞いてみた。 工場はベトナムに移転したとのこと。 こんな田舎の工場も外国に行く時代なのかと感慨を深くした。 そのまま月日は経ち、気がつくと建物は蔦で覆われていた。 蔦の絡まるチャペルは想像するだけで胸躍るが、蔦の絡まる古びた工場はちょっと寂しい。 電気量メーターがなぜか現役のように見えるのが、さらに寂しさをつのる。 しかしその寂しさが、美しく思えるのはなぜだろう。 暮の秋。少しセンチメンタルになったようだ。  

    コメント6件

    旅鈴

    旅鈴

    寂しささえも美しいと思われるのは、yoshi.s様がそういう感性を持っておられるからです。 このお写真は本当に綺麗です。窓の青い空の映り込みも、蔦の葉の一枚一枚の色が違うのも、 素晴らしい自然の芸術です。それを発見され、お写真に撮られる感性が、素敵です。 エッセイも心に響きます。    一葉(ひとは)ごと 色の違ひて 蔦紅葉 (人影の無き 閉鎖工場)

    2017年11月15日22時09分

    yoshi.s

    yoshi.s

    旅鈴さん そういう風に言って下さって、うれしく思います。 俳句と短歌、まったく違う色あい。どちらもそれぞれにいいですね。 頂きました。

    2017年11月16日20時46分

    michy

    michy

    蔦にまつわるお話は旅鈴さまのところでも拝見し心に残る秋になりました。 時期がそうさせるのでしょうか、これほど色とりどりの蔦も珍しいですね。 反対にさびた鉄格子の窓、朽ち果てた建物が一層悲しく見えます。 お写真とエッセイに込められたことに心打たれています。 お励ましを頂いたお陰でPCに向う気分になりました。 昨日までの経過を旅鈴さまの「夢の架け橋」の所に書かせて頂きました。 午前中介護申請の手続きで17時からの面会に行ってきます。

    2017年11月17日16時03分

    ぢ~

    ぢ~

    蔦は放っておくと建物を覆いつくしますものね 紅葉は美しいのですが閉鎖された工場は物悲しい色にみえてしまいますね 鈴姉様のしりとりで 柿紅葉一枚の葉の色たけて

    2017年11月19日17時13分

    ninjin

    ninjin

    これは、小生の別宅?と同じ光景です。 たまに出かけて窓を開けて空気の入れ替え をしていますが、蔦の伸びる速度の速さに 驚かされます。 人の手が入らなくなってわざとらしさが消え 蔦がのびのびと伸びていくさまが美しいので しょうね。

    2017年11月23日14時49分

    yoshi.s

    yoshi.s

    ninjinさん そうですか。風雅な別邸をお持ちですね。 ぜひ写真で見せてください。

    2017年11月24日16時41分

    新規登録ログインしてコメントを書き込む

    同じタグが設定されたyoshi.sさんの作品

    • 写真エッセイ:東京散歩31:東京都庁5:夕焼け東京
    • 写真句:夕焼けビーチ
    • 写真指編:一本の空
    • 写真エッセイ:火点し頃:NTW249
    • 写真エッセイ:一期一会
    • 写真句:春告草

    最近お気に入り登録したユーザー

    写真を削除しようとしています。

    本当に写真を削除しますか?

    こちらのレビューを他のユーザーに公開します。

    レビューを公開しますか?
    講評の公開設定については必ずこちらをお読みください。

    コメントを削除しようとしています。

    選択したコメントを削除しますか?

    エラーが発生しました

    エラー内容

    PAGE TOP