小倉の山さん
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彼女はここで僕の仕事終わりを待っていてくれました。 お別れをしてから何百回は公園の前を通っていたけれど、 足を踏み入れるのはこわかった、 ほんとにほんとに好きだから。 36年ぶりに訪れてみると、過日の景色は欠けらもなく、そこにあったのは今風な公園でした。 面影を留めるのは遠くに観える山裾くらい。 おまえは幸せにいてくれてるだろうか、 *これはフィクションです。