菅沢（すげさわ）ダムは、鳥取県西部にある日野川を護る国土交通省直轄の多目的ダムです。国交省直轄としては、鳥取県東部の千代川を護る殿ダムが新造され、双方とも７５ｍ級と鳥取最大規模です。菅沢ダムは１９６７年竣工で、その間大きな出水を相当くぐり抜けて来た歴戦のダムです。訪問時は下流側が工事のため近寄れず、天端・側面からの見学でしたが、その大きな堤体に圧倒されました。

コメント1件

Iron Johnny

続きです天端周りは改修を受けて、真新しく輝いてました(^^) クレストにある洪水吐は大きめのラジアルゲート一門のみ、その流れの先はスキージャンプ方式で減勢するデザイン。流量調整は通常コンジットゲートで、出水時には洪水吐、ですが、竣工してから５０年、ただの一度もラジアルゲートを開けてないとのこと。実際に起きた出水時に河川の流量が増えるのを懸念したダム管理職員の方々がギリギリのコンジット操作でダムの容量イッパイまで溜め込んで増水を防いだそうです。（この辺りの内容は、見学でも職員の方に聞けますし、ダムマニア界のアイドル、夜雀さんの見学レポートに詳しく書かれてます）鳥取の大きな一級河川に腰を据え、きっとこの度の台風でも洪水から流域を護ってくれた、そんなダムに感謝を込めてこの写真をアップしました。

2017年10月24日12時29分

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