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ボロボロの黒揚羽。 この蝶を見たとき、言葉を失った 写真になったいまも、言葉が出ない 言葉を、いや、思考を介さずに伝わって来るものがある *不快に思われる方があったらご寛恕頂きたい。
ninjinさんのストーリーだと、おっしゃるように花と蝶の再会物語がドラマチックに完結するのですが・・。 この蝶は生きていて、アベリアの蜜を吸っているのです。 色は薄れ、翅はボロボロ。飛び方もひらひらと言うよりパタパタと、やっと飛んでいるようでした。おそらく死は目前に迫っているのでしょう。 それでも花にぶら下がり、蜜を吸うのです。しばらくすると次の花を求めてまたパタパタと飛んで行きました。 命ある限り生きようとする自然のあり様を図らずも見せてもらいました。 そのとき私の感じたことを表現したいのですが、言葉にならないのです。 そういうものこそが写真の対象なのか、と新たな目が少し開いた気がします。
2017年10月01日23時08分
花 「誰?」 蝶 「すみません驚かせて・・・」 「少し、すこしでいいんです、蜜を吸わせてもらえませんか・・・」 花 「まあ!枯れ葉が落ちてきたのかと思ったら、揚羽さんなのね」 「どうしたの?そのお姿は・・・」 蝶 「除草剤にやられたようです」 「向こうの空き地で沢山の虫さんや花さんたちと遊んでいたら 突然白い霧が立ち込めて・・・花は、枯れ虫は死んでしまい ました」 「僕一人だけ生き残ったようです」 花 「まあ!人間の仕業ね、自分たちの目先の欲のために平気で 毒を撒くのね」 蝶 「ひと口だけでも蜜を・・・」 花 「遠慮しないで沢山すっていいのよ・・・」 蝶 「でも僕にはもう貴女の花粉を遠くへ運ぶ 力はないかもしれませんよ」 花 「そんなこと気にしないで、花が蝶に蜜を 与えるのは、花粉を運んでもらうためだ なんて、無知な人間の学者が言っている こと」 「貴方の生命も私の生命も大きな生命の中 に包まれているの、生命は他の生命を 支え、助け合うために生きているという ことを人間は忘れてしまったのよ」
2017年10月02日00時09分
yoshiさんこんばんわ やはり秋の蝶から連想するものはうら悲しさなんでしょうか。 私も上5を「一休み」から「夏惜しむ」に変えてみました。 また、アベリアの花序が落ちていく様も捉えていて、確かにこのお写真には目を 見張る何かがありますね。
2017年10月02日00時25分
でも大丈夫、体は消えても、また来年生まれ変わって、同じ意識で飛べるんだから。 蝶はまた蝶に生まれ変わるのでしょうか。以前、友達が、あんた、輪廻って信じる?と 聞いたとき、私はとっさに信じると言っていました。近所に信心深いおばあさんがいて、 いつも仏教めいた話を聞かされていたので、なんの躊躇もなかったのです。
2017年10月02日05時10分
ninjinさん 写真掌編、心打たれました。 「枯れ葉が落ちて来たのかと・・」 このひと言がすでに俳句ですね。 「生命は他の生命を支え、助け合うために生きている・・」 通じ合う朋を持ちたり空高し
2017年10月02日12時13分
annshii46さん ひらひらと舞う秋の蝶には楽しさと同時に、滅びゆく哀れさがありますね。 annshii46さんの蝶の句は、夏惜しむ、で俄然引き締まりましたね。
2017年10月02日12時26分
旅鈴さん 蝶はメタモルフォーゼ(ドイツ語です)を繰り返すので生まれ変わりのイメージがあります。 今の自分が大きな命を感じ取ることができれば、輪廻は当然のようにあるはずです。 しかし個としての自分に執着すれば、その生はそこで終わるのです。 今の生活が良ければ良いほど個の執着から離れることは難しいですね。 個と全体と、両方を同時に生きることです。 近所のおばあさんのお話を聞いて育った旅鈴さんは幸せです。両方を同時に生きるすべを体得してしまったのですから。
2017年10月02日12時38分
ninjin
蜜を吸いながら天に召されたのでしょうか? 冬になっても枯れ葉の間に蝉の抜け殻を見つけることはありますが これは抜け殻ではなく生身の身体そのものですね。 まるで死期を覚った蝶が最愛のパートナーの腕の中で息絶えたようです。 先に書かれた蝶と花とのめぐり逢いの物語が完結したのですね。
2017年10月01日22時32分