天安門広場の毛主席記念堂の後ろに行くとご覧のような立派な門が二つ並んでいます。右側毛主席記念堂側が正陽門、左側が正陽門箭楼です。今の紫禁城・故宮博物院の規模でさえ大きいのですが、かつての北京は城郭都市で北京城はもっと巨大でした。この正陽門はその北京城の第二門で、さらに左側・真南にある永定門が第一門です。「撮影地」の地図の縮尺を小さくしてもらえれば南の天壇公園の横に永定門が出てくると思います。それほど北京城がデカかったと言うことですね！

コメント1件

TR3 PG@

さて、肝心の正陽門と正陽門箭楼について少々説明を加えておきます。この写真を見ると手前の正陽門と正陽門箭楼が別々の門に見えますが、かつては城壁で半円形に結ばれていたそうです。箭楼とは武器弾薬の倉庫であり、攻め来る敵兵をこの城楼から狙い撃ちするのが目的です。した。今はこの城壁を撤去してしまったので正陽門と箭楼は二つの遺跡かと勘違いしてしまいますよね。正陽門の北には北京の中枢、毛沢東祈念堂、国会、国立博物館、天安門広場、天安門などが一同に会しており、一般市民はここより南に住んだそうです。故にこの門より南側付近が北京の銀座で、前門と呼ぶようですね。多くの老舗が今も軒を並べる街が広がっています。

2017年08月30日05時50分

新規登録・ログインしてコメントを書き込む