yoshi.s
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J
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(13) 「僕は部長だったことなんてないよ。ただ俳句の仲間を集っただけだ」 「いや、お前は部長だ。おれたちを集めて、俳句を教えて、このクラブを作り上げた。今おれたちがこうして集まるのも、お前がいるからだよ、吉夫」真一が柄に似合わず神妙なことを言った。 「吉夫は、俳句だけなんて堅いこといわなかったものな。拓真のアイディアだった写真もOK。玲子がバイオリンを弾くのもOK。笑美子が俳句を英語に訳すのもOK。おまけにお茶まで立ててくれた」と、順一郎が続けた。 *下につづく
さっき見たときはまだつづきの部分がなかったので、自分のコメント管理をしていました。で、また来たら、もうannshii46さまが、、、!笑美子さん、英語堪能なのですね。yoshi.s様の分身みたい。というか、参加者全員、yoshi.s様の分身ですよね、きっと。つづきが楽しみです。
2017年04月29日00時31分
旅鈴さん 今回は、annshii46さんに先陣を越されましたね。 旅鈴さんの悔しそうな顔が見えるようですよ。 でもそれは本当にうれしい。書いている甲斐があります。 旅鈴さんにも、乞うご期待。
2017年04月29日00時57分
皆さんが先を競って読みたい気持ちよ~~く分かります。 のんびりしていましたらなんだか皆さんに先を越されてしまいました。 でもじっくり読ませていただく価値のある素晴しい物語ですので ゆっくり楽しむことにしました。 旅鈴さまのおっしゃるようにすべての方がyoshi.sさまの分身と私も思います。
2017年04月29日16時29分
yoshi.s
*つづき 「お、さすがは高校教師、ぜんぶまとめてくれたじゃないか」と幸広。 「そうよ吉夫君、吉夫君の近況を楽しみにしているんだから」玲子が言う。 「まとめはお前だよ、吉夫。もちろん俳句ももう一つな。おれたちの先生なんだから」のんびり口調で拓真が言う。 「分かった、分かった。最後にやるよ。じゃあ笑美子」 「はい」 花も画もお茶まで立てたる句の集い 「おお、おれたちのことをぜんぶ言ったな」 「近況。私はさっき話した通りお茶とお花の先生よ。京都の大学に行って、お茶とお花の研究を専門にやったの。そのまま京都に居着いて、今はそれを教えているわ。市や県の事業で外国人に日本文化を紹介するコーナーも持っているのよ。ぜーんぶこのクラブの影響よ。みんなに感謝しているわ。あとでお茶を立てて上げる」 「おっ、用意して来たのか?」 「野点の携帯用をね」 「それは楽しみだ。じゃあ早くボトルを開けよう」 みんなの笑った顔に、春風までがほほ笑んだ。 *次の桜につづく
2017年04月28日23時49分