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「おう、早いな、吉夫、、もう来てたのか」 「久しぶりだな、真一」 「おう、2年ぶりだ。よく帰って来たな、遠いところから」 「そりゃあ来るさ。僕が言い出しっぺだ。昨日の朝に着いて、まだ時差ぼけ中だよ。でもお前だって東京からだろう」 「そうだ。今朝着いた。ちょっと実家に寄って昼飯の用意をして来た。念のため二人前だ」 「用意がいいなあ」。ちょっと感心した。 「当たり前だ。おれが言ったんだ、昼飯持ちよりってな。忘れる奴もいるからな」 「おれのことかあ?」。のんびりした声がした。 拓真だ。*下に続く
皆さん、色々な境遇の方々なのですね。さりげない会話の中に、彼らの職業とか、住んでいる所とかをほのめかして、お上手です。三年だけの限定メンバーってことは、中学校か、高校の友達でしょうか。
2017年04月19日07時14分
旅鈴さん 連載掌編小説になります。 連載するほどの長さでは、もう掌編とは言えませんね。何か良い言葉を探さねばなりません。 間延びして読者の退屈を誘わねば良いのですが。 michyさんへの返事にも書きましたが、今回は会話主体の構成です。トライアルです。 ごひいきに。
2017年04月19日15時06分
yoshi.s
*つづき 「大丈夫、持って来たよ。おれも三人前用意した。ワインもな」 「おおそうか。期待してたよ、さすがシェフ!」。真一が手を叩いた。 「ウイ、ムシュー。メルシー、ボクー」 「それで、みんな来るのかあ?」拓真の悠長な口調は相変わらずだ。 「おう、みんな来るさ」 「三年だけの限定メンバーだものな」と言いながら、拓真はバッグからバスケットを取り出した。 「そりゃ何だ?」 「もちろんワインセットだよ」 *次の桜掲載につづく
2017年04月18日15時56分