yoshi.s
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休日の公園で子どもたちの歓声を聞くのも嬉しいが、シニアたちの静かな楽しみを見るのもまた良い。 ゲートボールの玉を打つ、カンという音に喜びがある。 その音に惹かれてしばし足を止める。 向こう側で、花を満開にしたこぶしの木が枝を広げて観戦をしている。 まるでちょっと大きめの能舞台のようだ。 片足で玉を押え、いままさに打とうとする姿は、芸者の舞姿にも似て、なかなかに粋だ。 それを見つめる他の競技者たち。視線が一個のボールに注がれる。 草っぱらのゲートボール場が一つになる。 *下欄に続く
素晴らしい物語です。 文章を書くのがお上手ですね。 ぐんぐん引き込まれていきます。 表現が的を得ていて、すとんと胸の中に落ちます。 このこぶしの木はあのこぶしの木ですか。それとも他にもこんな大きなこぶしの木があるのでしょうか。後ろの木は椿、それも八重のせんよう椿でしょうか。 のどかな風景、皆さんの和気あいあいとした雰囲気が伝わってきます。 いいお話をありがとうございました。 ちなみにドイツではゲートボールは見かけません。
2017年04月08日14時26分
旅鈴さん 早速にありがとうございます。 いつもよく読んで下さり、そしてお誉めの言葉をかけて下さり、本当にうれしく思います。 作文は独り合点の作業です。読者があって初めて良し悪しの客観評価が下されます。 旅鈴さんのお褒めの言葉は大きな励ましです。ますますやろうと思います。 こぶしは、あのこぶしです。 椿は、よく一目で椿と分かりましたね。 種類を知りませんでしたが、せんよう椿と言うのですか。 旅鈴さんの掲載写真には植物がたくさんあり、解説も付けられていますね。お好きなのですね。 私の場合は、ノーチョイス。犬の散歩コースには他に撮るものがあまり無いのです。 おかげでこの齢になって花好きになりました。 ちなみにゲートボールは日本発祥です。フランスのクローケーなる球技がモデルになったそうです。
2017年04月08日15時25分
靴とお揃いの赤いジャケットがお洒落だ。 あいつ、なんでこんなに張り切っているんだろう? 辛夷の白にも負けないグローブが華麗に舞うと 白球が地を走る・・・キャーッ!女性陣の黄色い 声が飛ぶ・・・ あいつの視線はピンクのジャケットに刺さる。 あ〜張り切っている理由が読めた。 おっしゃるように幾つになってもロマンチックなのは 男の証明ですね。 yoshi.sさんの写真と文は小生の妄想癖を刺激します。
2017年04月08日16時06分
おお、ninjinさん、これは写真掌編ですね。 細かな観察による物語。 構成がいいですねえ。 ユーモアがあり、文章が面白い。 勝手に『写真掌編byninjinさん』のタグを加えさせてもらいました。 これは、ninjinさんが私のところに来て、物語かエッセイを遺した時に付けるつもりです。 お嫌でしたらご遠慮なく言って下さい。 妄想癖なら私も負けませんよ。共に妄想しましょう。
2017年04月08日16時38分
お写真を拝見しながら楽しく読ませていただきました。 ゲートボールをしている人々を見て物語がすらすらと湧き出てくるのは素敵です。 皆さんが生き生きとしている様子を簡明な表現で書いてくださって有難うございます。
2017年04月08日17時18分
旅鈴さん 2人ともまだ会ったこともないのにねえ。 このPHOTOHITOのお陰です。 他にもウマが合う人がいますよ。 旅鈴さんとも、そうなれそうですね。
2017年04月09日08時43分
見事なコブシの木を背にプレイするご老人たち、春の素敵な光景をスナップされましたね! 自分も幾つまで写真を撮っていられるのか? 一生楽しみたい趣味ですね^^
2017年04月09日09時26分
写楽旅人さん 写真は命ある限りできますよ。 目の前のコーヒーカップですら画にできるのですから。 あとは写真を肴に話しができる写友ですね。 写楽さん、これからもよろしく。
2017年04月09日10時31分
私もYoshi.s様や、Michy様に心の波長が合う物を感じています。 他にもさがせばそういう人はいるのでしょうが。 何より、コメントを丁寧に書いておられるのが、手紙交換のようで読んでいて楽しいです。
2017年04月09日14時47分
旅鈴さん 嬉しいお手紙です。 これからもよろしくお付き合いのほどを。 ただ、長い手紙は時間を取り過ぎるきらいがあるので、注意、注意。 そういう私も長手紙の癖が。注意、注意。 まあ、のんびりやりましょう。
2017年04月09日15時57分
yoshi.s
*つづき カン、という乾いた音が響いた。 続いてカチンという音。狙ったボールに当たったのだ。 オーッと、どよめく数人の仲間たち。 大観衆のプロ野球にも、サッカーのPK戦や体操競技鉄棒の着地にも、少しも引けを取らない緊張の瞬間。 70歳をゆうに超えたシニアたちのアートである。
2017年04月08日13時50分