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街流しが始まる前に町内会の方からこのようにお願いがあります。 「おわらは目で見ても楽しんで頂けますが、胡弓の音や、歌い手の歌声、男性踊り手の 草鞋が石畳をこすったり叩いたりする音、着物の袖が擦れる音等を聴き、耳でも楽しんで頂けます。 街流しの舞っている間はどうか、それらの音がかき消されないよう、お静かにお楽しみください」 諏訪町の街流しが流れている間中は、沿道の住宅の蛍光灯は消され、温かみのある白熱灯と 灯篭の照明のみになります。町全体が振動数を落とし、踊り手の息づかいまで聞こえるよう配慮しています。 ですから、これから風の盆を観に行こうと思われている方は、せっかく来たのだから、とカメラ片手に せかせかと人混みをかきわけて写真撮影「だけ」にならないようお気を付けください。 ※諏訪町をはじめ、カメラのフラッシュ・スピードライトを「禁止」している町内はいくつもあります。 スマホでも同様です。実際に薄暗い状況でスマホのライトでもまともに焚かれると目が眩んで焼き付いて しまい、踊り手や弾き手の視野に大きな影響が出ます。

2016年09月10日15時58分