おんち・はじめ
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半世紀ぐらい昔、漢文の教科書に出てきた身近な説話の中に「美にして艶なるかな」という言葉があったのを、なぜかいまだに憶えています。 金持ちの奥さんと下女が道を歩いていて、すれ違った2人の男がそのような言葉を交わしていたのを奥さんが聞いて、当然自分のことだと思い、下女に同意を促したところ、「婦人のことに非ず」と返事をしたという、たしかそんな話です。
おんち・はじめ
男たちが「おい今のは色っぽいイイ女だったな」と言ったのを、下女が「奥さんの事じゃなくて自分のことを言ってたのよ」と奥さんに切り返したということなのですが、それが元になっているのかどうかは知りませんけれど、美艶という熟語は辞書(広辞苑)にも載っています。
2016年06月14日20時31分