　東風吹かば　にほひをこせよ　梅の花　あるじなしとて　春な忘れそ右大臣にまで上り詰めた菅原道真は、政治的謀略によって都落ちとなり、左遷先の太宰府にて失意の生涯を終える。死後に名誉回復がなされて時の天皇より天神号が贈られ、現在では学問の神様として知られる。

コメント5件

michy

春の陽をたっぷり受けての梅の花が透き通るような美しさですね。更に背景の3色の色合いがなんとも素敵で気に入りました。

2016年03月01日11時20分

yoshi.s

michyさんそんなに言って下さり、嬉しいですねえ。 michyさんのネコヤナギ、とてもきれいです。

2016年03月02日00時39分

ninjin

右大臣から地方次官太宰権帥への格下げ、勿論閑職だからすることもなく、歌を詠みながら都を恋しがったのでしょうか？その出生地には諸説ありますが、ここ松江の菅原もその一つと云われ、勿論天満宮があります。不遇のうちに亡くなったとは言え、死後これほど後世の人々に慕われる存在になったというのは面白いですね。

2016年03月02日07時52分

ninjinさん道真の死後、京の都にはいくつもの災厄がもたらされ、道真のたたりだとの噂が飛び交い、そのたたりを鎮めるために朝廷は道真の名誉回復を行い、天神の号を贈ったとあります。しかし道真失脚の背景には、大勢力であった藤原氏と天皇家との確執等根深いものがありました。道真は生前はもとより死後も、その大きな渦潮に翻弄されたのでしょう。後世の誉れは、道真に対する朝廷の異例の待遇とともに、人々の希代の俊秀へのあこがれと怖れが生み出したものでしょう。なお、おっしゃる通り出生地には諸説あり、ninjinさんの地元の松江生誕説もその一つですね。

2016年03月02日14時40分