Solamimi
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子供の頃、なぜか背伸びをするのが怖かった時期があるんです。 背伸びをして雲一つない空しか見えなかったときに、 もし私に不思議な力が働いて空に堕ちてしまったら…って不安になって。 「そうならないように地面にしっかり足をつけなきゃ」なんて考えたりもしました。 だから視界に木の枝とかあると、妙に安心したんですね。 「もし空に堕ちそうになっても、あの木の枝につかまれば大丈夫」って。 …きっと子供の頃の私の思考は、 空を漂いたくて仕方ない風船のようだったのかもしれません。