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ミュンヘン郊外で撮影(2015.10.01早朝)。 オペル・フロンテラ。 いすゞ・ミューにOPELへのOEM供給車両なんてあったんだね。
おお、お詳しいですね、ありがとうございます。 「ミュー」はデザインがとても好きで、当時からカッコイイと思ってましたが、国内では売れなかったですよね。 世界でそんなに幅広く展開されていたのはちょっと楽しい気持ちになります。 そういえばホンダ→いすゞにも、アコード→アスカとか供給してましたよね。
2015年11月15日12時39分
昔いすゞでエンジン設計やってました。 オペルのベクトラ・アストラ・コルサ向けの 1500と1700ccのディーゼル担当でした。 社内では型式名で呼ぶので ビッグホーン→UBS ミュー→UCS とか言ってましたね。懐かしいです。
2015年11月15日22時45分
なんと!プロの方だったのですね! しかもオペル向けディーゼルだったとは!! まだコモンレール、DPF、尿素SCR、EGRなどはない時代かな?? 私も型式で呼ぶことは多い方ですが、UBS、UCSは知りませんでした(-_-;)
2015年11月17日12時23分
副燃焼室式の、4EC1/4EE1というエンジンでした。 まだ排気浄化デバイスは触媒(たいして効かない)ぐらいでしたね。 DPFも尿素も話には聞いてましたがテストまでやっていませんでした。 ・・・クールEGRは中央研究所で試験してたなあ。 機械式のVE型ポンプで頑張っていた時代だったので、カムやバネ乗数 の組み合わせで性能を決めるのが技術者の腕の見せ所でした。 出力・排気ガス・耐久性・低温始動性・・・あちらを立てればこちらが立たず。 ツイカム・直噴の新型エンジン立ち上げに少し関われたのが幸せでした。 コモンレールとピエゾ・インジェクターが実用化されて、それまで20年近く ガソリンより遅れていた燃料制御があっという間にガソリンと同じ (あるいはもっと複雑な)ものになりました。アウディーの例の報道を見て 思うのは、「コンピューターで制御できるんならやっちゃうよなあ・・・」 という思いです。開発は文字通り血反吐吐くような苦労を連日連夜していた わけで、魔法のようなデバイスを目の前にぶら下げられたら・・・ でも、それをしないのがが「企業倫理」というものなのでしょうね。難しいです。
2015年11月18日12時11分
詳細な御回答、ありがとうございます! 最近のディーゼルは最近のディーゼルで、各メーカさん、苦労がありますね。 規制を満たすために、DPFや尿素なんかの後処理を投入 ↓ エンジンのイニシャル価格が高騰 ↓ 軽油価格の高騰もあってディーゼルを買うメリットがなくなってきた ↓ じゃあ点火プラグ付(ガソリンにかぎらず、LPGやCNGも含め)をやるか・・・・ ・・・とか、 中国なんかでやたらと「エンジン壊れた」のクレームがある ↓ コンタミの多い粗悪燃料にピエゾインジェクタが詰まる ↓ 燃料悪いのわかってるけど、燃料は日本に持ち帰ることができない ・・・とか。 ディフィートデバイス問題は、多かれ少なかれ、類したものは各メーカ、やっている可能性が高いと思いますが、節度なんだろうな、と思います。 VWのはヤリ過ぎだと思いますが、自分のソフトウェア開発者だったので、アルゴリズムは良くできていると感心します。 日本メーカでは欧州市場にはディーゼルを売っても、アメリカ市場は基本的にガソリン・・・なのは、「アメリカでは欧州ほどディーゼル信仰が高くない」から以上に「規制が厳しくてクリアできない」ことが明るみに出たなあ・・・と。
2015年11月19日06時50分
しろたん。
当時のミューはオペルやオーストラリアのホールデンに「フロンテラスポーツ」と してOEM販売されました。北米では「アミーゴ」。モデルチェンジ後は「ロデオ スポーツ」という名称でした。当時のいすゞはGM傘下のメーカーだったので、 幅広い販売網が世界にあったのです。ちなみに、国内ではホンダでも「ジャズ」 という名称で販売したんですよ。
2015年11月14日23時03分