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ささら踊りをもう少し紹介しますが、このこきりこ節とささら踊りには非常に素朴な楽器が使われます。 踊り手が手に持っているのはご存じの「ささら」ですが、正式には「びんざさら」とか「板ざさら」と言われ、108枚の板を紐で繋いだ楽器で、シャラ♪シャラ♪と心地よい音がします。 一方、地方(じかた)と呼ばれる伴奏には日本の伝統芸能である田楽で使用される楽器が用いられています。 ちょっと説明が長くなるので、下のコメント欄に書きます。 興味にある方は読んでみてください。
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写ってはいませんが、祭りの名前の由来である「こきりこ」は七寸五分(約23cm)に切ったすす竹2本を指で回し打ち鳴らします。 左手奥の楽器は「棒ざさら・摺りざさら」と言われ、竹を細かく裂き束ねたものと、洗濯板のように鋸状に溝を付けた木の棒にこすり合わせて音を出します。 踊り手が鳴らすささらとはまた違った音がします。 奥から二番目、「鍬金(くわがね)」と言われ、農耕用の鍬先の鉄部分をはずし、紐を付けてぶら下げ打ち鳴らす楽器です。 この他に、篠笛、小鼓、平太鼓で、まさに田楽と同じ楽器が使われています。 田楽は平安時代に成立した伝統芸能と言われており、この「こきりこ節」「こきりこ踊り」はやはり相当古い民謡であることが分かると思います。
2015年10月10日14時18分