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nshinchanさん このとき何を考えてシャッターを切ったのか自分でもよくわかりません。確か、ふと何かに気づいて、立ち上がって、窓に寄っていったはずです(写真を撮るときはいつもそうです)。数年前、街に出て、人と会った後の夜の電車だったと記憶しています。 終点に近づくにつれ、乗客は減り、車内は私以外誰もいませんでした。人がいなくなると、雨は急に自己主張しはじめます。夜が雨をしたたかに撃つ音と、まるで傷を負ったようにただれた車窓―見えているものは、確かに、そのまま自分の心に直結しています。自分の心にあるものしか人は見ることができない、とさえ言えるかもしれません。 当時、きっと消しがたい倦怠感のようなものにとらわれていたのでしょう。夜も雨も車内の明かりも吊り輪も路線図も広告もないまぜになるさまを眺めながら、半分投げやり、半分恍惚呆然として、窓にはりついた自分を見ていたのです。 書きながら、当時のことをいろいろ思い出しました。 どうもありがとう。
2015年10月09日12時49分
nshinchan
何かの事件の前触れのような。。。 いあ、雨が夜に撃たれた時点で事件か。。。
2015年10月08日20時04分