Pleiades
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'97.7.13~21 モンテローザの蒼い空 左の山がモンテローザの頂上(デュフールシュピッツェ 4634m)。トレースが消えている雪の鞍部がザッテル(4359m)。その向こう側は切り立った岩場で、ザッテルから頂上までが核心部で岩と雪のスリリングなルートです。 つづき↓
とにかく1歩1歩が辛かった。20歩進んでは呼吸を整え、また20歩進んでは呼吸を整え・・・ そのうちにどうにもならない睡魔に襲われ、ピッケルのブレードに体重を預け前ががみで休んでいると、気が付けば立ったまま眠っているのでした。そんなことを何度か繰り返しているうちに、私は登頂などどうでもよくなって、その場に大の字になって眠りたくてたまらなくなりました。 他のメンバー4人には、「俺はここで寝ているから登って来てくれ。」と行って、ザックを枕にして寝てしまいました(天気は最高で、安定していました)。 ブライトホルン(4164m)では何ともなかったのですが、やはり高度順応ができていないのは致命的でした。それと体力不足を痛感しました。 3、40分ウトウトしたでしょうか。1人を除いて(その1人は前年ヒマラヤでトレッキングをしていました。どういうものか、高度順応は1年間有効なんです)皆睡魔に襲われピッチが上がらず、午前3時前にモンテローザ小屋を出てから8時間をリミットとしていたので、ザッテルまで行ったところで時間切れで引き返してきました。 ザッテルから頂上まで標高差275m、あと750~800m頑張れば着くのですが、我々の隊のペースでは2時間以上かかる上危険です。 しっかり準備していかないと、山が大きいだけに、簡単に登れるほどヨーロッパアルプスは甘くないですね。
2015年08月20日18時59分
山の美しさと、チャレンジの厳しさをキャプションから頂戴し、偉大な大自然へ挑む為には人間も相当なトレーニングと覚悟も必要だと痛感しました。 それにしても、俺はここで寝るから行って来てくれのお言葉も素晴らしいと思います。
2015年08月20日19時14分
山を登るには色々episodeがあるんですね、 高所恐怖症の私には想像もつかない世界です。 見ることのできない光景を見せて頂き嬉しいです。 美しいですね(^o^)
2015年08月20日19時17分
呼吸も乱れ、足もガクガク、 満身創痍で一歩一歩頂上を目指す! 美しいブルーの世界の中、 頂上を目指す目線を作品から感じ、まるで 自分で登ってるみたいです! 超貴重な作品!ありがとうございます!(  ̄▽ ̄)
2015年08月20日21時06分
凄いドラマを体験されたのですね。 澄み切った青空と白い雪の美しい世界からは想像できない生死を掛けたアルプス登山の素晴らしい光景をありがとうございます。
2015年08月20日21時22分
とにかく1歩1歩が辛かった。20歩進んでは呼吸を整え、また20歩進んでは呼吸を整え…臨場感伝わるキャプション、登った方ならではの体験談に感動です。風雪流れ旅、楽しませて頂いてます(^^)
2015年08月21日00時03分
初めまして いつも山の貴重なお写真を拝見させて頂き、ありがとうございます 現地のガイドさんが一緒ではいらっしゃらないのですね メンバーの皆さんは相当経験豊富な強者揃いですね^^
2015年08月21日15時53分
このようなヨーロッパアルプスなんて、夢のまた夢ですが、 今、とても登りたい病と富士に逢いたい病の者です ^^; 素晴らしい作品とキャプション、最高ですね\(^o^)/ これからも楽しみにしています ♪
2015年08月21日20時49分
Pleiadesさん、こんにちは ^ ^ いつ見ても美しい山のお写真、見ていると凄く元気を頂けます ✨ また山のお話などもさせて頂けると嬉しく思います♪ 私から勝手にファン登録したにも関わらず、ご訪問に登録までして下さりありがとう御座います(>_<*) まだまだ初心者で未熟な私ですがこれからもどうぞ宜しくお願いします (u_u*) .・*。.☆ミ
2015年09月23日13時48分
何か、命がけのような登山経験をされたのですね。富士山を半袖、普段靴でちょろっと頂上まで登るのとは桁違いの話ですね。 睡魔の件ですが、うっかり眠ってしまうとそのまま永眠・・・となりかねないかも(笑) かつて私が住んでいた北米の田舎町では冬の平均気温が-20~50℃で、車が故障して凍死したというニュースが結構流れていました。日本だと熱中病で亡くなる方がいる一方、寒さでも人は死んでしまうんですね。携帯電話などなかった昔むかしの話です。
2017年03月04日20時51分
桐島零司
素晴らしい~\(^-^)/雄大な気分になります!
2015年08月20日18時58分