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別れ

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    在りし日の砂治郎(リンゴの木の上から私を監視しています。再掲です。) 別れはしばしば突然にやってきます。 生きとし生けるものは、この世に生まれた瞬間から死に向かって歩き始めるわけですから、 死を避けることはできません。 しかし、それにしても短い一生(約3年)でした。 3月12日の朝、カミサンと一緒に車で出勤しようとしていた娘が慌ててやって来て、 「道端に黒い猫が死んでるけど砂治郎じゃない?」と言いました。 急いで行ってみると、車に撥ね飛ばされた無残な姿の砂治郎でした。

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    砂治郎は、2年前からうちに勝手に住みついた野良猫です。 うちには既に、金治郎と銀治郎という兄弟の飼い猫がいますので、 名前だけ付けてやることになり娘がつけました。 砂治郎なんて可笑しな名前ですが、金、銀、砂子に由来します。 砂治郎は身体が小さいオスで、警戒心が非常に強く、ビビり屋で、 そのくせ好奇心だけは旺盛な猫でした。 以前、どういうわけか家の中の階段に居て大騒ぎになったことがありました。 また、一昨年の5月、少し開けておいた戸の隙間から私の部屋に入り込み(私の部屋は 直接出這入りできるようになっています)、戻った私を見て驚きカーテンレールの上に よじ登ってしまい、捕まえようとして指を噛まれたりもしました。 こんな砂治郎でしたが、大きな白い野良猫に目の敵にされ、いつもやられていました。 現場を見つける度に白い野良猫を追い払い、私は砂治郎を助けてやっていました。 そんなことからか、いつしか私にだけは非常に懐くようになりました。 朝は私が出てくるのを外で待っており、外出すれば帰りを待っている。 私が庭に出ていると、どこからともなくやって来て、 身体を擦りつけてきてかまってくれと催促する。 仕方ないので頭を撫でたり、身体を摩ったり、 そのうち仰向けになって伸びをするんです。 一日に何回そんなことをさせられたことでしょう。 うちの飼い猫よりずっと私に懐いていました。 砂治郎の遺骸は、畑の隅の、先代の飼い猫潤の隣に埋めてやりました。 畑の周りは住宅ばかりで、人目につくのが厭なので夜中にこっそりお参りしている毎日です。

    2015年03月19日17時14分

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