K.Taichi ファン登録
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繰り返す昨日の記憶が積み重なって、だんだん足が重くなっていく。 重い瞼をこじ開けて、重たい足を動かして、常にストレスを背負っている人間は だんだんそれらの重みに耐えられるようになってきて、いずれ感覚は麻痺していくんだ。 働くことが好きでもないのに働くことを考える人間は社会の目に怯えながら生活している。 個性というそれぞれのアイデンティティを気にする僕らはすでに社会という無個性に呑み込まれていることに気付いていない。 麻痺しているんだ。 この足がもっと軽ければ、もっと遠くへいけるだろう。