ぜんぜん
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J
B
あまりにも低く美しい月だったので、お気に入りの場所に寄ってみた。 面白いことに、昼間には気付かなかったのに、店の看板には今に至る歴史が刻まれていた。 暗闇に、月明かりだけを頼りに、踏み込んだ海岸の、波の音だけが聞こえる雪だまりで、 キタキツネか何かにばかされたのかもしれない。 まあいい、ここはすでに、海の家でも、名物でも、食堂でもない。 だたの空き家だ。 キレイな月夜でもなければ、誰かが引き寄せられることもない。 ただの空き家だ。
horizon
きっと時の証人に呼び寄せられたのでしょう^^ ファン登録ありがとうございます。 今後ともよろしくお願いします。
2015年02月18日20時28分