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聖ロンバウツ大聖堂から外へ・・・。 ふと、あの美しいステンドグラスの裏側はどうなっているのか気になりました。 大聖堂の周りを巡って見てみましたが、裏側からは微かに線画のように見えるだけです・・・。 巡っているうちに1つの碑が目に入りました。 銃を持った兵士と女性の像、そして碑には「SALUS PATRIAE SUPREMA LEX」という文字に、たぶん人の名前が・・・。 そして、最下段には「1914-1918」「1940-1945」と刻んであります。
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この碑の最下段に刻んである数字・・・ 「1914-1918」は第一次世界大戦 「1940-1945」は第2次世界大戦 ということは直ぐに分かりました。 ただ、碑の一番上に刻んである「SALUS PATRIAE SUPREMA LEX」とは何か?・・・ たぶん、戦争に関する何かの碑であることだけは何となく分かりました。 ご存じのようにベルギーは両大戦とも中立国の立場を貫こうとしましたが、いずれの大戦もドイツに国土を蹂躙され、大変な被害を受けています。 その詳細は知らないものの、学校の歴史の授業で習った微かな記憶のみが残っています。 でも、気になりました「SALUS PATRIAE SUPREMA LEX」 そこで、ちょいと調べてみました(^_-) 「SALUS PATRIAE SUPREMA LEX」 ラテン語でした。 「国の安全が最高の法なるべし」 どうも、紀元前の共和制ローマ時代の政治家、文筆家、哲学者であるキケロの言葉であるようです。 つまり、法とは国民や国土の安全のためにあるべき!と言うことのようです。 二度の大戦で国土を蹂躙されたベルギー、正に法、つまり国は国民や国土の安全を守るのが第一ですよ、と言っていると理解しました。 ちなみに、ブリュッセルの観光ポイントのひとつであるベルギー歩兵記念塔にも同じ「SALUS PATRIAE SUPREMA LEX」が刻んであるそうです。
2015年01月12日09時56分