かづき ファン登録
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9月20日に備前市八塔寺で撮影したハート&ソウル。それぞれハート星雲、胎児星雲というネーミングがその見た目と相まって強烈な印象です。うまい具合にふたつ並んでいるのも不思議なところです。 私のまわりではベビーラッシュで、是非撮っておきたかった対象でした。悪天候明けの晴れで張り切って撮影したのか少々勇み足踏んだようで、構図が少しよって胎児星雲の頭がはみ出てしまいました。これはこれで 「奥さん!頭出てきたよ!もう少し!もう少し!」てことで♪
ここは焦点距離によって構図をどう収めるか悩むところですね(^◇^;) しかしこれはつぶれるというほどではありませんが色的にちょっと単調にきつい描写になってしまってる感じがします。 これはカラーノイズを気にしたりコントラストを強くしようとしすぎたときにバックを落としすぎたり、自分の出したい色に意図的にカラーバランスを崩したときに起こりがちです。 カラーバランスは単純に赤が出したいからとRだけ持ち上げると繊細な色味やその変化は失われ、単純な赤の濃淡だけになってしまいますし、逆にノイズなどが気になってGを下げたりするとこれは最もディティエールに影響する色ですので繊細さは失われますし、補色としての機能も果たしてるのでこの割合が少なくなるとやはりべったり赤だけということになってしまいます。 カラーバランスを最後まであまり崩すべきではない理由はバックグラウンドの色味をナチュラルにするためだけではなく、補色としての役割やディティエールにも影響があるからなわけです。 それでも赤が強調したい場合はまずはStellaImageのデジタル現像画面の色彩強調マスクで試行錯誤します。 そしてPhotoshopもお使いならそちらに持って行ってからRGB別のレベル調整でも左右の白黒のスライダーではなく中央下のグレーのスライダーを使ったり、色相・彩度ダイヤログでそれぞれ微妙に調整して全体のカラーバランスが狂いにくいようにするわけです。 この画像はカブリ補正はだいぶ上手くいってるようですが、周辺減光の方がもう一歩のようで、周辺が青が強くなってしまってるのが分かりますが、これをもう少し追い込んでからカラーバランスを丁寧に取り、上記のような方法を試行錯誤されるとより柔らかながらも繊細な描写になると思います(^^ゞ それにしても、前の写真は鶴姫で今回は八塔寺って、もしかするとご近所さんなんですね(^◇^;)
2014年11月04日19時46分
takuro.nさん、ご指導ありがとうございます! 何と言って伝えればいいかわからない事を、見事に解説して頂けてとても幸いです。 まさにおっしゃる通りにGを下げました。補色としての役割、非情によくわかります。妙に赤々してるのはそれもあるわけですね。 Photoshopのレベル調整、手探りで、白のスライダーはさわらず黒とグレーだけさわりましたが黒も動かさないとの事、トーンカーブで調整ということでしょうか。 デジ現の色彩強調はsssでガンマ値は1.8程度にしてます。 私は大阪市内西部の某テーマパークの近所です。鶴姫への湾岸線の入口が最近至近距離にでき、八塔寺への阪神高速の入口もごく近所ですので、最近はそこら辺りに落ち着いてます。 現地でお会いすることもあるかと思いますが、その時はご迷惑にならない程度にお声お掛けさせていただきますのでよろしくお願い致しますm(__)m
2014年11月05日00時57分
かづき
SXP+FS60CBレデューサー255mmf4.2 astro60D iso1600 7分20枚 RAP2 Cameraraw stellaimage PhotoshopCCで処理。 CanonDPPTiff→JPEG。
2014年11月04日13時38分