カイヤン二世
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どうも納得がいかなかったので、150枚のJPEGを1枚1枚開いてトリミングをしてからRegistaxにのせて処理してみました。 一括でトリミングできるフリーソフトがあれば楽なのですが…。 さてどうでしょう。
yoshi-tamさん、おはようございます。ありがとうございます。 前の画像の所にも書いたのですが、 DPPでRAWを一括でTIFFに変換するときにRegistaxでギリギリ処理してくれるサイズまでサイズダウンを同時に行っています。あくまでもサイズダウンです。トリミングではありません。トリミングをしようと思うと、今の私の知識では「1枚1枚開いてトリミングして保存」を枚数分繰り返さなくてはなりませんので。それが面倒なのでTIFFのままRegistaxで処理しています。当然、600mmですので画面に対して月が小さいので、ElementsやLightroomで調整する時にトリミングをして仕上げしていました。 今回のは以前やっていた、面倒な方のやり方でやっています。ちなみに、2つ前の画像「お月様」は楽々処理の方です。 ということで、何が良くて何が悪いのか、よくわからないのが現状です。 またいろいろ試してみますので、よろしくお願いします。
2014年10月17日06時26分
これは前のものに比べて別物のように解像感が良くなりましたね~(‥;) いったいいままでどのようなやり方をしていたのか(^_^;) 画像のデータ容量を小さくするのには大きく3種類の方法があります。 一つは周辺のいらないところを切り捨ててしまうトリミング。 もう一つは画像サイズそのものを小さくする、例えば縦横3000ピクセルと2000ピクセルある画像を300ピクセルと200ピクセルといったように小さく縮小してしまうリサイズ。 そしてJPEGでお馴染みのデータそのものを間引いてしまう圧縮。 このうちトリミングはTIFFやFITSの状態でやればデータの劣化は起こりませんが、リサイズと圧縮は確実に劣化します。 いわれるサイズダウンというのが正確にはどれを指しているのか分かりませんが、今回はトリミングされたということは以前はリサイズか圧縮のどちらかを使っていたと思われ、データ量が少なくなって解像感が無くなったり色の階調性が悪くなったのはこれが一つ大きな原因のようですね(^_^;) しかしよく読むと前回は現像後にTIFFにされてたようですが、今回はJPEG(‥;) ほんとだとするとやはりまだデータを大事にするということが徹底されてないようです(^_^;) どのように撮影されたかもよく分かってませんが、もしインターバルを入れた静止画連続撮影RAW保存で撮っておられてJPEGでも同時保存しておられるなら、私はいつもそうですが、まずJPEG画像を全部見てシンチレーションの影響の小さいものから20~30枚ほど選びます。 これのRAWデータの方をDPPなりLightRoomなりで一括現像してTIFF保存。 これをトリミングしてRegiStaxに入れます。 これなら画質の劣化はありませんし、解像度の良いファイルも自分の目で見て選別出来、枚数少なくても桁違いに良い元画像が出来ると思います。 まあ私は普段こういうのは動画で撮ってしまうのでやりませんが、これは多くの人がやっている方法で、出来るだけデータを劣化させないようにと考えるとみんな同じ結論にたどり着くということですね(^◇^;) 是非一度お試しを(^^ゞ
2014年10月17日19時23分
takuro.nさん、こんばんは。ありがとうございます。 今の状況をどう説明すればいいのか、私自身もよく分からないのですが、整理してみます。 いつもRAW+JPEGで撮っています。 まず、一番最初はRegistaxのコンポジットに関しては、JPEGでやる以外わかりませんでしたので、 ①JPEGを1枚1枚開いて「周辺のいらないところを切り捨ててしまうトリミング」を行う。 (この段階で画像サイズが5184×3456だった画像が1575×1380まで小さくなっています。ただし、その画像 一杯に月が写っている状態です。) ②トリミングが終わってサイズが小さくなったJPEGをRegistaxにのせてコンポジットする。 この画像もこの方法で処理したものです。 次の段階として、JPEGよりもTIFFの方が劣化が少ないと知ったので、 ①DPPでRAWのみを選択。 ②一括保存でTIFF 16bit変換 ただし、そのままのサイズではRegistaxの処理の途中でエラーが出てしま うので、「画像サイズを変更する」で「縦横比を固定」にして幅をエラーが出ないギリギリの3000ピクセル に設定。それで一括処理。 (TIFF 16bitではありますが、「画像サイズそのものを小さく」してしまっていますし、その画像の中で 月は小さいです。) ③画像サイズが小さくなったTIFF 16bitをRegistaxにのせてコンポジットする。 最近はずっとこの方法を取っていました。「なかなか上手くなりません」も「お月様」もこの方法で処理し ています。 こうやってまとめながらtakuro.nさんの説明を読み返してみると、 私がJPEGを1枚1枚開いて「周辺のいらないところを切り捨ててしまうトリミング」してたのを、TIFFのままでやればよかったのでしょうか。TIFFのままトリミングとかできるという認識がありませんでした。 今、Paint Shopで試してみると、TIFF 16bitを読み込もうとすると、「カラープロファイルの不一致 ドキュメントの色は作業スペースに変換されました。 埋め込まれたプロファイル:sRGB v1.31(Canon) 現在の作業スペース:sRGB Color Space Profile.icm」というメッセージが出て、「OK」を押すと読み込みます。トリミングでPaintShopを使うのは、使ったトリミングの枠が記憶されて残るためです。 状況が上手く説明できたかどうかわかりませんが、よろしくお願いします。
2014年10月17日21時51分
なるほど、1回目はJPEGを使ったこと、2回目はリサイズしてしまったことが微妙なところですね(^_^;) 確かにこれは1回目と2回目の方法を折衷して1回目にTIFFを使ってればより良かったかもしれません。 ファイルというのはデータを収納するコンテナがあり、その中にデータが収まっているわけです。 つまりTIFFファイルというのはTIFF規格で定められた形のコンテナの中に収納したいデータの量や並び方をそのまま変えずに入れたもの。 JPEGファイルというのはJPEG規格で定められた形のコンテナの中に収納したいデータを間引いたり並び方を変えて小さくして入れたものになります。 そしてこれが問題になるのは保存するときだけです。 ものすごく簡単にいうとRAWファイルを現像するということはセンサーから出てきた情報量やデータの並びそのままにパソコン上に展開することです。 そしてこれをTIFF形式で保存するということはこの情報量やデータの並びを変えずにそのまま維持するということです。 これは次に開いてもRAWを現像したときと同じ情報量とデータの並びをそのまま持っていることになりますので何度繰り返し保存して開いても現像したときと同じ精度で弄ることが出来ます。 対してJPEG形式で保存するとRAWの時の情報量やデータの並びは小さく単純化されて変わってしまいます。 これをまたパソコン上で開くとRAWの時より少ない情報量と違う並びのデータが開くことになります。 ですのでこれを弄ってもTIFFを弄るような精度は期待出来ません。 そしてJPEG形式での保存を繰り返すと当然ながらデータは加速度的に劣化していきます。 パソコン上で開いているデータは単純にデータに過ぎず、それがTIFF形式だとかJPEG形式だとかの差別はなく、やりたい調整は同じように出来ますのでトリミングも当然出来ますし、トリミングしても残った部分のデータ量やデータの並びは元のままなので、これをTIFF形式で保存すれば残った部分に関してはRAWを開いたときと同じ状態が保たれていることになります。 問題は保存するときにその時点でパソコン上に展開しているデータをどのような状態で保存したいかということなわけですね。 これは言葉で説明すると難しいので観念的に覚えてしまうのが一番です(^_^;) 次に月の処理ですが、ウェーブレット変換は単純なシャープ処理より周波数ごとのコントラストを検出出来るのでリンギングと呼ばれる縁取りを出来るだけ少なくするような微妙な調整がしやすいですが、それでもやはり限界はあります。 元画像が悪くてモヤモヤしていれば精度は悪くなりますし、元画像がクッキリしていれば精度高く少しの調整でもより効果高くなります。 惑星の場合は暗く小さいのでよほどシーイングの状態が良いときでなければ良い元画像を得にくく、結局枚数で勝負するしかなくなるので動画でということが多いわけですが、月の大きさ明るさがあれば静止画でより短い露出時間で撮れるわけで、シーイングの良い状態で撮れる確率も高くなりますので、枚数に頼って悪い状態のものまで含めてしまうよりやはり良いものを選別方式で行った方が結果は良いかもしれませんね(^_^;)
2014年10月19日10時52分
takuro.nさん、とても詳しい解説をありがとうございます。 天体写真をやるまでは、ほぼJPEGだけで、絶対に失敗できない記念写真のみRAWで撮るというスタイルでしたので、TIFFなど扱ったこともなく、私にとっては馴染みの無いものでした。JPEGはサイト等にUPするために仕方なく画質を落した形式と教えていただいたからには、できる限りRAWやTIFFで処理&保存したいと考えています。 良い画像と悪い画像、明らかに大きな差があれば私でも気づくのでしょうが、今の私の眼力では連続で何十枚か撮影したものを良い画像と悪い画像に仕分けするのはとても難易度の高い作業となります。ほとんど見分けがつかないというのが現状です。まずはその辺り、見る力も養っていく必要がありそうです。 ご指導、よろしくお願いします。
2014年10月19日19時10分
選別は慣れです(^◇^;) 私も流星群撮影の時はカメラ複数台使って一晩で最低1000枚くらいは撮ってきますが、全てコンポジットするのは雲が通ってるコマがあったり比較明だと星像が甘くなったりするので意味が無く、結局全てに目を通して流星が写ってるコマのみ選別してコンポジットするわけです。 1000枚ともなればじっくり目を通していては時間かかりすぎてわけ分からなくなってきますのでビューワーソフトでパッパッパッと見ていくだけですが、それで小さい流星を見落とすということはまずありません。 しかし私だってそんなことが最初から出来たわけもなく、何度もやっているうちにいつの間にかそんなふうに(^◇^;)
2014年10月20日01時21分
takuro.nさん、おはようございます。ありがとうございます。 一晩で最低1000枚とはまた、恐ろしい数ですね。私も天体写真をするようになってから急激に撮影枚数が増えましたので、シャッターの寿命が気になっています。kissのシャッター耐久性は約5万回とのことですが、2年足らずで2万回を超えてしまいました。改造機はまた元に戻さないと部品交換してもらえないですし…。 何事も修行ですね。頑張ってみます。 ところで以前takuro.nさんの撮られた写真の中に流星がいくつも写っているものがあったと思うのですが、赤道義で追尾した写真であれば、流星の写ったもののみを比較明合成すればよろしいのでしょうか?地上風景も入れると赤道義で追尾すると風景が流れますし、固定で撮ったものを比較明合成してしまうと、星の軌跡の写真になってしまいますので、時々、地上風景も流れず、星が点像で、その中を多数の流星が流れている写真を見かけたりしますが、それらは地上風景と星空だけを撮ったものを合成していると考えてよろしいのでしょうか。
2014年10月20日09時47分
yoshim
これはいいです。明らかに解像度が上がったと思います。 あれ?いままでも一括でトリミングしていたと思っていましたが、解像度を下げていたんでしょうか。恐らく焦点距離から考えても、もともとそれほど大きく写っているとは思えず、もし解像度を下げてしまっていたとすると画質はやはり悪くなる気がします。 私が直焦点で撮るとき、以前「解像度を下げないとレジスタックスが読まない」と書いたかもしれませんが、ちょうど200RCの直焦点だと月が画面いっぱいになるので、トリミングする余地がないのです。余白が大きい場合はトリミングの方がいいんじゃないかなと思います。 最初の一枚画像が良かったので、なんで一枚ものの方がいいのか謎でしたが、もしずっと同じ処理で来られたなら、その辺が原因だと思います。
2014年10月17日01時37分