ポルタ・ニグラの中で見られる教会の痕跡の一つです。 拝礼の部屋だったのでしょうか。 このポルタ・ニグラは城門として建造されたものですが、中世になると放棄され、一部が破壊されてしまったそうです。 その後、その放棄された跡に住み込んだギリシャ人の隠者シメオンを記念し、新たに身廊や尖塔などを建てて城門を覆う形で「聖シメオン教会」として転用されたそうです。 当時の絵がトリーア市立博物館に展示してありましたが、壮大な教会だったようです。 城門としては独特のこの形が教会へ転用しやすかったのでしょう。

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