恩田ハルコ
ファン登録
J
B
ペダルを漕げば、自転車は進む。 上り道・下り道。 自分の足で歩くよりも速く、敏感に、 地面の感触を確かに感じて進む進む、進む。 いつもの自分よりもちょっと自由になれた気がして キツい坂道も「いけるかも?」なんて少しばかり強気になってそのまま漕いでみる。 その先にある景色は見たことがないけれど 美しい物だってことは分かるから。 だから私は心地よい疲労を抱えて、今日も相棒と走るのだ。