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カワトンボ-2849

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    何でこんな写真が「写真集」に選ばれたのか?個人的な感覚では理解不能なんですが。。。 DA50-135mm。試写ではf5.6まで絞らないとダメかと思っていましたが、f4でも十分な解像。 バックのボケも好感が持てます。

    コメント2件

    モスドラ

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    ※ニホンカワトンボ、アサヒナカワトンボ(※)の分布について 南関東(広域関東圏南側)のカワトンボ2種は、非常にやっかいなことに、見かけで種類を判断不能です。 幼虫の尾ひれ形状によって、両者を区別することが可能とも言われますが、この形状の違いが非常に微妙で見分けが困難とする図鑑もあり、実はこれもかなり難しいと思われます。 現時点では、DNA塩基配列によって両種を分けているような状況です。西日本のカワトンボは、両種に翅色の特徴をはじめとした違いが割とはっきりと出るので、ある程度目視で区別が可能ですが、そうとも言い切れない個体群もあり、やはり非常に同定が困難です。 http://nh.kanagawa-museum.jp/files/data/pdf/bulletin/39/bull_39-3.pdf 上記pdf.に神奈川を中心として割と詳しい両種の分布状況が出ています。 栃木、茨城以北は、ニホンカワトンボしかいないことになっているのですが、問題は群馬県で、データとして出ているのは、アサヒナカワトンボのみになっています。地域的にニホンカワトンボの分布域にかかることも十分考えられるので、今後の研究が待たれるところです。 西日本で両種の違いの根拠とされる橙色型翅外縁の濃色部の広さは、東日本ではその指針にはなり得ませんので、関東で見られるカワトンボの目視同定に、西日本における同定根拠を当てはめることには無理があります。(西日本では、この濃色部の広がるものがニホンカワトンボ橙色型とされますが、南関東のニホンカワトンボの濃色部は、むしろアサヒナカワトンボのそれよりも細く狭い傾向を認めます) 両種を別種とした根拠の一つとして、少なくとも両種がはっきりと生息域を分かつ地方のあることがあげられていますが、分布域全体のカワトンボ同定として捉えるとむしろそれは問題であり、逆に両者がはっきり生息域を分かつと言い切れない地域も当然あること、外見上の区別が困難であること、現時点では遠心分離機をはじめとした特殊な装置のある施設で精査する以外同定する手段がないことから、混乱を招く結果になっていると言えるでしょう。 更に、昨今影響力の大きさがまったく無視できない!インターネット上に、根拠のない個人的判断で同定してしまった記事等が掲載されることにより、より混乱を広げる恐れがあります。トンボを多く撮影する方々には、上記の点を鑑みて学術上の同定根拠のない場合には、カワトンボsp.もしくは単にカワトンボとして記述するなど慎重な記載が望まれます。 私の地元埼玉県では、西部丘陵から山地にかけてアサヒナカワトンボが分布、ニホンカワトンボは、県南部の一カ所に地域個体群が知られるのみです。もちろん、アサヒナカワトンボ分布域に、たとえば微妙な環境の多様性があることにより両種が棲み分けている可能性も否定できませんが、少なくとも複数地域のサンプルを元に得られた結果からは、ニホンカワトンボは見いだされておらず、つまり現時点でニホンカワトンボは完全孤立、県内において両種が「混生」しているとは言えません。 個人的な意見としては、元々、カワトンボは一種として記載されていた期間が長く、目視同定が困難なのに別種として記載されたことによって、このような混乱を招く以上、ニホンもアサヒナもなくして、カワトンボ一種に戻し、地域毎、個々の変異や形態について専門分野で論ずるべきと思います。

    2014年12月05日22時28分

    モスドラ

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    (※)近年のカワトンボ分類の大まかな変遷について 1960年代までさかのぼると、カワトンボはカワトンボ一種として扱われることが多かったようです。その中で、地域変異をはじめとして、その変異が多岐にわたる旨が表記されていました。 1970年代には、カワトンボを2種1亜種として扱う向きも見られました。その内訳は、大型で西日本に分布し、メスに橙色の翅を持つものが現れるオオカワトンボ、埼玉、群馬以西に分布するニシカワトンボ(カワトンボ)、東北日本を中心に分布するヒガシカワトンボでした。更に、関西地方に分布する翅が透明な個体群をヒウラカワトンボとして分ける説なども存在しました。 関東地方のカワトンボ分類に関しては、この頃から更に混迷してきたように感じられ、関東に分布するカワトンボを強引にヒガシカワトンボで統一していた時期もありました。その後、種の検討が加えられ、ヒガシカワトンボをニシカワトンボに読み替える事例が多数発生したようです。 千葉県の一部に生息するシロバネカワトンボという個体群(絶滅?)は、結局ニシカワだったのかヒガシカワだったのか?研究者が標本を手に入れることが出来なかったらしく、不明のままではないかと思われます。 2000年頃だったか?さらなる種の検討が行われ、オオカワトンボとヒガシカワトンボは、その形態上の類似性を重く見てオオカワトンボ一種とみなされ、ニシカワトンボはカワトンボとなり、オオカワトンボ、カワトンボの二種になりました(この和名が個人的には一番しっくりくる)。 数年後、和名検討された結果、オオカワトンボはニホンカワトンボ、カワトンボは、前蜻蛉学会会長朝比奈博士に献名という形でアサヒナカワトンボとなり、今日に至っています。

    2014年12月05日16時53分

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