人類発祥の惑星はどれか銀河歴史学上の論争が起こるのはいつだろう。アシモフの未来には、読み手の想像力の限界をじりりと焦がす、遠く離れた宇宙の辺境に及ぶ事もあればほんの半世紀先の事もあった。彼が2014年の万国博覧会を予想してから半世紀が経つ。今、かつての"そう遠くない未来の中に在るだろうか。時代の主人公であることを自覚し、有限の今を生きることに向き合うようになっても、明日へ声を掛け合い、未来を思う。未来という未分化の空間を整理し自らの位置を定める事への希望はいつの時代も変わらない。きっと100年後の明日も。