hiropon_n
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星野写真や星景写真がとりたいと思い、奮発して買ったポータブル赤道儀ポラリエ。 買ってからすぐに練習してみたかったが曇りが続きなかなかできない日々が続きました。 たまたま晴れた日があったのでついに…!と思い写真を撮りにいきました。 そこまで山奥へ行かなかったので(というかほぼ薄暗いだけの街中) 写真を撮ったらまあかぶるわかぶるわ…笑 価格。comのスレで質問したらtaukro.nさんが見事にトーンカーブとかぶり補正をしてくださり初めてとは思えないほど綺麗にピントが合ってるとほめてくれました
さっそく始められましたね(^。^) それでは厳しく辛口に(^○^) これは向こうに貼られたのと同じ写真ですね。 その折にも書きましたが、カブリがとても複雑不定形に出ていて難易度が高いというより私でも完全に補正することが不可能なくらいですので、教材としてはちょっと難しいものがあるんですが、カブリ補正以前に天体写真の考え方の勉強には十二分になりますので、まずはそこらへんの基本的考え方から(^^ゞ まず、天体写真と星景写真は同じ星をメインに撮ってもアプローチが違い、処理の考え方も変わってきます。 私は天体写真をやっているのでどうしてもそちら側からの見方になる部分が多いのはご理解下さい。 星の写真に限らず写真の基本の一つにカラーバランス、ホワイトバランスと呼ばれるものがあります。 デジタルでは赤青緑の三原色の混合によって色を作り出すわけですが、それぞれのバランスはその時その場の光の条件によってまったく違ってきますので、白は白、ナチュラルグレーはナチュラルグレー、黒は黒に写るようにそのバランスを調整してやることで初めて赤は赤く、青は青く表現されるわけです。 普段昼間の光の中、人工の光の中での写真はカメラメーカーもデータをたくさん蓄積し、ホワイトバランスオートで撮ればカメラのエンジンがこれは太陽がさんさんと降り注いでる下で撮ってるなとか、部屋の中で蛍光灯の明かりで撮ってるなとか状況判断してカラーバランスを整えてくれるわけですが、星の写真は普段の撮影に比べてある意味光が無い状況を撮るわけで、流石に昨今の賢いカメラも上手く状況判断出来ず、カラーバランスは自分で判断して合わせるか、RAWで撮っておいて後で合わせることになるわけです。 このカラーバランス合わせは写真処理のまず最初にやることの一つになるわけですが、ここで根本的に天体写真と星景写真での違いが出てきます。 まず天体写真では赤道儀を使ったりした長時間露出によって星空の中にある天の河の淡い部分やガス雲などまであぶり出そうというわけで、それらの輝度ははっきりいってノイズと同程度しかありません。 そのごく淡い色味を浮かび上がらせようと思うと写野の大半を占める本来ナチュラルグレーであるはずのバックグラウンドが青かったり赤かったりではせっかく写っているかもしれない淡い色味を引き出すことなどまったく出来ません。 そのため天体写真でのカラーバランスはバックグラウンドをナチュラルグレーにすることが基本になります。 これに対して星景の場合は地上風景を止めて写すためにも三脚固定高感度短時間で撮ることが多いわけで、元々天体の淡いものまで写すことは出来ませんし、地上風景が入ってるのに光害が無いように補正するのは逆に不自然ですので、バックグラウンドはどうしても色が残ってしまいます。 この時光害の色は赤や緑にかぶることが多いんですが、星空の写真を撮って夜空が赤や緑ではちょっとと感じられる方も多く、それを緩和するためや一見クールに見えるのでバックグラウンドが青っぽくなるようカラーバランスを調整する方も大勢おられます。 このようにまずは天体写真と星景写真では一番最初の段階から考え方が違う、方向性が違う部分があるのをまずは理解して下さい。 例えば今回の写真はカラーバランスがだいぶ青に傾いてます。 これは相当光害カブリが酷いですし、いずれにしても露出も足りないのでどんなに補正調整しても淡い部分、天の河のガス雲などは出てきませんが、これから赤道儀を使うことに習熟して長時間露出出来るようになり、空の暗いところに行って同じ画角を撮った場合、同じようにバックグラウンドを青くしてしまうとせっかく写っているであろう淡い部分は綺麗に浮かび上がらせることは出来ないわけです。 私の天の河写真で茶色っぽいガス雲が濃いところから淡いところまで表現出来ているとすれば、その第一歩はこのカラーバランスをナチュラルに合わせ込むことから成り立ってるわけです。 そういう目でちょっとこの写真を落とさせてもらって拝見すると、まずカラーバランスが相当青に偏ってることが分かります。 これでは淡い部分を出す出さない以前にカブリ補正も正しくすることは出来ません。 このカラーバランスを合わせる方法は幾つもあり、感で合わせたりPhotoshop系の場合は本来ここが白やグレーや黒になって欲しいというところをスポイトツールで指定することで整えるわけですが、地上風景の写っていない天体写真、星野写真の場合はその写真の中でナチュラルグレーであるべきバックグラウンドの面積がほとんどであるという特殊性を利用する方法が一番一般的です。 これは簡単に言うとヒストグラムのRGB各山の頂点の位置と幅を合わせ込むという方法なんですが、これはPhotoshopではちょっとやりにくいのでこの画像をD
2013年08月22日23時43分
igitalPhotoProfessional、DPPで開いてみて下さい。 そこで写真と一緒に出てくるツールパレットのRGBのタブを開きます。 すると赤青緑の山が左の方にかたまったグラフが出てきますが、これがヒストグラムです。 ヒストグラムは簡単に言えば横軸が輝度、縦軸がその分量を表し、左ほど暗く、右ほど明るい状態を表してます。 こうしてみると青が明るく強く赤が暗く弱いことが分かります。 そこでまずはトーンカーブ調整のBのタブを押し、右上がりの青いトーンカーブ線を青い山の頂点が緑の山の頂点に合うよう下に下げていきます。 次ぎに今度はRを押して同じく赤いトーンカーブ線を赤の頂点が緑の頂点に合うよう上げていきます。 これがこの写真のカラーバランスが合わせられた状態です。 次ぎにRGBタブを押して全体の輝度に戻し、黒いトーンカーブ線を画像が明るくなるよう上に上げていきます。 写真の状態を見るためですから相当強調して、ヒストグラムの山が真ん中ちょっと左に来るくらいまで持ち上げてしまってかまいません。 そうするとまたRGB各山の頂点の位置がずれてきますので、もう一度それぞれの位置を合わせ込むよう同じようにBとRを調整します。 さてこの時画像はどのように見えるでしょうか。 バックグラウンドがナチュラルグレーになるよう調整したはずなのに全体に赤緑っぽく、特に下の方にはまだまだ赤が強くあるのがよく分かると思いますが、これが光害そのものです。 つまり、カブリ補正はまだまだ中途半端ということになります。 カブリ補正をする場合はまずはカラーバランスを正しく合わせ込み、そしてある程度強調して見ながらやるのが簡単正確にやるコツなわけですね(^^ゞ このようなヒストグラムの山を合わせ込む天体写真ならではのカラーバランス調整は最初はPhotoshopではちょっとやりにくいので、元画像をまずはDPPで強調せずにヒストグラムの山だけ丁寧に合わせ込んでTIFF保存し、それをPhotoshopで開いたらまず元画像の上にレベル調整かトーンカーブのレイヤーを一つ作って強調し、その上にグラデーションレイヤーを重ねてカブリ補正し、だいたいこんなもんかなと思ったら強調のために置いたレイヤーの効果を非表示にするとうまくいくと思いますので、また何度もやってみて下さい(^。^)
2013年08月22日23時44分
takuro.nさん!コメントありがとうございます!とても嬉しいです。 確かに私が最初にDPPでトーンカーブをなんとかしようとしたとき、初っ端からtakro.nさんが補正してくださったように暗くならず、仰る通りむしろ赤緑が強調されてしまいました。 そこでDPPはやめて、Photoshopで補正しようとしたのです。黒くなると小さな星は消えてしまうし、青が強めの方が少し明るくても自然だし小さな星も映る、などと安易な考えで補正してしまってました。 ここで勉強になっことは そもそも淡い色をあぶり出すためにはバックグラウンドがグレーであるはずのものはグレーであるべきで、(白は白、黒は黒といった具合だが星野ではグレー面積がほとんど)つまり勝手に赤青緑に傾けてはいけないということ。 そして手順としてはまずDPPのトーンカーブでカラーバランスを調整、 そしてRGB全体の明るさを調整し、 (強調してもよい)ヒストグラムの山が真ん中の少し左にくるようにし再び調整。 調整しきれなかった部分がカブリなのでそこはPhotoshopで補正。 といったことですね! 記憶が正しければtakro.nさんがPhotoshopやらステライメージ?やらなにやら色々なソフトを通して調整していたようですが、同じような事ですかね(°_°) 毎度長文でわかりやすい説明をしてくださり 本当に感謝感激です!˚‧º·(˚ ˃̣̣̥᷄⌓˂̣̣̥᷅ )‧º·˚
2013年08月23日08時49分
私の文章はやたら長いのでわざと段落を開けずに書いてますのでますます読みにくくなってしまいますね(^_^;) >そしてRGB全体の明るさを調整し、 (強調してもよい)ヒストグラムの山が真ん中の少し左にくるようにし再び調整。 この部分はこの写真の現状をはっきり見るために強調して見て下さいというつもりで書いた部分を取り違えられてます(^_^;) 本番の処理ではDPPではカラーバランスの調整しかしてはいけません(^◇^;) 詳しくはもう一度前のコメントの最後の方をよく読んでみて下さい(^^ゞ
2013年08月23日16時29分
hiropon_n
今回アップしたのはtakuro.nさんが補正してくださったものではなく、 自分がCS6の体験版でレイヤーを重ねたものです。 初めての試みでしたがそれなりにうまくいったと思います。
2013年08月22日19時27分