fuso
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J
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彼は下を見ないように岩肌に張り付くように、 ゆっくりとゆっくりと降り始めた。 下は見ない。いや、見れない。見たら落ちる。 ……大丈夫。きっと、あと数分こうしてゆっくり降りていれば地面に着いているはずだ。 そう思い彼は降りて行く中で数分後に下を見た。 「あ、ヤベ……」 彼は岩肌にべったりとくっついて離れなくなった。 自然、チョー怖い。やめて!風吹かないで!